創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   秋の虫   すし

「キリキリキリ」と、あっちの草むら、こっちの草むらから聞こえてくる。草むらには、バッタ(鳴きません)マツムシ、キリギリスなどがいる。きれいな声でなく虫はほかにもいっぱいいる。公園などの低木の所には、カネタタキ。クズ、ヨモギ、ススキが多くはえている所には、カンタンがいる。かれた草などが、たくさんある所は、コオロギがいる。めったにみないが、スズムシもいる。秋の虫でも鳴かない虫もいる。カマキリや、トノサマバッタなど・・・。                                               
  私はこんな体験をしたことがある。5年科学の教材に、スズムシの子供(1齢幼虫、体長約2.5ミリ)を、四角の箱で、4匹飼っていた。だが、ちょっとしたすきに、四角の箱(スズムシの子供が入っている箱)の空気穴(約3ミリ)に家グモがむりやり穴を通って、四角の箱に侵入して、スズムシの子供を4匹とも食べてしまった。残念だったので、ペットショップでスズムシの成虫、10ぴき(オス5匹、メス5匹)を買ってもらった。私は、コオロギも飼ったことがある。コオロギは、「コロコロリー」と鳴く。かれた草がたくさんある場所から、「コロコロリー」と聞こえたので、そこを、掘り返してみると、コオロギがいたので、捕まえて飼った。コオロギは、よく、リンゴの皮を食べる。ナシのシンをよく食べる。ときどき、リンゴばっかりあげていると、他の物(ナスやキュウリ、にぼし)を食べなくなってしまう。また、もう一つ、それと同じようなことがおこったことがある。それは、ナスばっかりあげるとコオロギはナスをあきたのか、食べなくなる。そうなるので、コオロギのおやつがわりに、リンゴをあげることにした。でも、リンゴが、きれてしまったことがある!
  鳴く虫は、すごくきれいな声で鳴く虫がたくさんいる。マツムシは、「チッ・チロリ」と鳴く。アオマツムシは、「リイ—リイ—」と力強く鳴く。カンタンは、「ルルルルル」と鳴く。ツユムシは、「チッチッチッチーチチー」と鳴く。スズムシは、「リーンリーンリーン」と鳴く。スズムシの、鳴き方は、楽器で出した音のように聞こえた。鳴く虫は、きれいな声で鳴かない虫もいる。キリギリスは、「ギース・チョンギース」と鳴く。クツワムシは、「ガチャガチャガチャ」と鳴く。
   秋の虫は、春の虫より少ないけれど、そのかわりに、きれいな声で鳴く虫が、多いんだなあとわかった。

   講評   take


 たくさんの虫が登場しましたね。鳴き声も色々な種類があるのだなあと、すしさんの作文を読んで学びました。耳をすませると、虫の大合唱が聞こえてきそうな作文でしたよ。
<構成> 「キリキリキリ」と虫の鳴き声で書き出すことができました。たくさんの虫が出てきてわくわくするような書き出しです。すしさんは虫にくわしいですね!
<題材> スズムシやコオロギを飼っていたころの体験談を書いてくれました。家グモやえさのエピソードはとても具体的で、作文に個性が出てよかったと思います。
<表現> 「楽器で出した音のように」とたとえが入りました。とてもきれいなたとえですね。この段落にある虫の鳴き声の比較はとてもよく書けていると思いますよ。
<主題> わかったことを書いてくれました。秋の虫はたしかにきれいな声で鳴くものが多いので印象深いのですが、春の虫のほうが多いのですね。また機会があれば、春の虫のことも教えてくださいね。
 初めての進級試験でしたが、見事に合格です! よくがんばりましたね。字数も1000字を超え、厚みのある作文に仕上がったと思います。

☆来週は感想文です。「イギリス人は犬を躾けることが」という長文を読んで、似た話を考えておいてください。犬やペットを飼っていれば、その話でもいいですね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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