低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日2356 今日2633 合計11987
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   人工ペット化でストレス発生!   シーラカンス

 この筆者は、20年ほど前から人間は自らを飼育し、家畜化自己家畜化していると述べつづけている。また人間は自らを自らで飼育し馴化している。ただここで飼育というものをどのように捉えるのかだが動物の場合、獲物を捕らえることからはじめ食物を供給している。人は動物のようにはできないが漁業や農業をすることによって食料を得たりすることができる。すなわち社会的に馴化していることがわかる。ところが最近の子どもや若者は社会的に馴化されすぎて、人工的に加えたような人工ペット化の現象がおきている。私は人工ペット化を抑えるために、たまには自由に過ごすことが必要だと思う。《主題》
 その理由は第一に、10時にはこれを11時には食事、などと時間をぴっちりはかるのも目標が見えていいことだが、かえってストレスなどのたまる原因になるからである。私の友達に中間考査でほんの少し成績が悪かっただけで親にものすごくしかられてしまったそうだ。それから今日はこれを明日はこれをしなさいと言われたそうだ。彼はそのとおりやりこなして期末試験に臨んでいた。結果はほとんど勉強してない私より1つ順位が上で総合成績では私の方が3つ上回った。(自分でほとんど勉強していないというのも恥ずかしいのだが《笑》)きっと彼は勉強のスケジュールにストレスを抱えていたのだと思う。臨海学校で同じ部屋だったのだがめったに暴力をふるわない彼が八つ当たりしているかのように暴力をふるっていた。ストレスが暴力につながる根本の原因は人工ペット化しているところにあるのではないのだろうか?《構成》《表現》
 その理由は第二に長文実例としての理由になるが、8.2週の「吉川のパスは」の課題と同じで人工的に決め付けられるよりは自分の判断で決めるということが大切だと思う。自分の判断で決めたことは後悔しないからだ。幼い頃といっても小学2年生ぐらいの時はレストランに行っても「お子様メニューはいやだ」などといい、食べれるものが少ない頃である。「これハンバーグついてるよ、それにジュースもついているからお子様メニューにしなよ」と言っても自分でこれがいいと決めたものは後悔しないのがほとんどだ。受験のときの志望校選択だってそうだ。自分で決めた学校はうかれば楽しい学校生活だけど落ちても後悔はない。ただ、親に決められた志望校に受かっても自分には楽しくないと思う。《構成》
 確かに人工ペット化は合理的に一日を過ごせるが、私は自由に過ごすほうがストレスを抱えずにのびのびとした生活を送ることができるのでよいと思う。《主題》

   講評   miri

<第1段落>「えっ、自分を飼育?」と一瞬いやな気持ちがするような長文ですね。(特に若者は)たいへんよく読み取れています。 
<第2段落>大変な臨海学校での体験です。シーラカンスさんの言うとおり、彼にはすごいストレスが内在していたようですね。この話をうまく「人工ペット化」と結びつけました。
<第3段落>そうですね。ただ、自分で判断するということはある程度自分に自信がもてないとできないものです。
<第4段落>たいへん簡潔に、長文をふまえた上で自己の主張ができました。とてもよいですね。
 進級試験は合格です。がんばりましたね。おめでとう!
                       

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)