国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私の生き様   惣流・アスカ・ラングレー

多様な木々、草花、虫たち、動物たち、風、匂い、光などすべてが深く関わり合って一つの大きな生命体として生きている森。森のすべての生命がそれぞれの役割をにないながら、ともに一つの生命のシンフォニーを奏でている。そこには安全に隔離された観客席はない。もし森が奏でるシンフォニーを聴きたいなら、どうしてもその森の一員として、隅っこにでも加えてもらわなければならない。(要約)
森は私達を癒してくれる。なぜだろう?わからないけれど、心が原始に戻ったような、人間の奥底の「核」の部分に触れるような…そんなゆったりとした空気が「森」にはゆっくり流れている。人ごみの中、疲れる精神を森のグリーンが浄化してくれる。そんな記憶が、わたしにはある。
 私はいつもプライドというものを軸に生きてきた。今も昔も、そしてこれからもきっとそうだ。自分が他人の目からどう見えるのか気にしながら生活しているので、悪く言えば自意識過剰でもある。どうしても、周囲を意識してしまうのだ。(←これは生まれつき父親の性格に似たらしい。)人間なら誰でもそうだが、常に人前で演技をしている。あなただってきっとそうだ。当事者を回避しているに違いない。人前では、真の自分は取り繕う。そうすると、見えない視野まで見えてくる。結果、私は劣等感やそれらのプライドの維持にすっかり疲れてしまっていた。一番になりたいのにそううまくはいかないし、夢は沢山あっても現実的に考えるとどれも妥協せざるを得ない。その劣等感が、その落胆こそが私を突き動かす全身全霊の原動力だ。そうしていると突然、なぜ私は頑張るのか?とふと思う時がある。そう、その答えは(話すと長くなるが)私と違って優秀な親戚にまつわる話からはじまる。私は小学校の頃からずっと実の祖母に、従姉妹と自分を天秤に掛けられ量られてきた。これは現在も例外ではないのだが、何かとあると祖母は私と従姉妹の姉妹を比べた。勉強、スポーツ、ファッションセンス、お洒落のセンス、歌の上手さ、ダンスの上手さなどで主に比べられていたが、時には顔つきや体系、性格なども天秤に掛けられる。例えば祖母は「○○ちゃんは痩せててスタイルがいいのに、あなたは太ってるね」などとも平気で言っているし、本人がいる前で堂々と「○○ちゃんはやさしくていい子なのに、あなたってウルサイね」とも普通に口に出す。確かに従姉妹たちは可愛いし性格もいい、頭もいいが私にだって一つや二ついいところはあるはずだ。私は祖母が私と従姉妹を比べる度に私の長所を全部握り潰されたような、すごく不快な気分を味わっていた。その復讐をすべく、私は私の「良さ」を一族に認めてもらうため今日も努力するのだった…。(「彼氏彼女の事情」の有馬君のように)そしてこれこそが私の「プライド」なのだ。私はこの「プライド」の事をしょっちゅう考えている。何を成すにも常に頭の隅に置いておいてある「決意」だ。
 しかし、時にそれを忘れてみたい事もある。たいていつらい時、落ち込んだ時だ。今の私にとってその「プライド」は全てだ。これは私の「希望の光」なのだと思っているので、「光」を見失った時は何にすがって生きていけばいいのかわからなくなる。そんな時は、ふと思い出してみる。なんだかぼんやりとした記憶だ。昔、まだ私が幼かった頃は、こんなんじゃなかった。祖母は私に花の名前を教えてくれたし、私はそれを一生懸命当時の頭脳で暗記した。春の緑の記憶だ。祖父と二人で公園に行って木や鳥を見たり、ブランコに座ってボーっと青空を眺めたこともある。確かに、あの時私は「幸せ」だったのだ。忘れているだけで、きっとつらい事もあったのかもしれない。けれど、あの木々や青空の鮮明な色は私の幼児期と密接に関わり、心を癒すものとなっている。昔からずっと思っていたのだが、この大きな山、森、木々、青空、鳥たちの壮大な大自然に比べて人間はとても小さく、ちっぽけな存在なのだ。

   講評   miri


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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