国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日4215 今日2402 合計62177
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   森   はせぽくん

五感をとぎすますと言う言葉を良く聞いたことがあると思うが、どういうことだろうか。耳を澄ますと普段聞こえなかった虫の音が聞こえ、鼻を使えばおいしい食事にもありつけるかもしれない。生きていく中で五感はとても大切な役割を持っている。すると五感で嫌なことを感じることもあるかもしれない。蚊に刺されたり、暑い事だったり。でもそれは自然の流れからすると当然のことであり、必要なことなのだと思う。
 森に入ればそういうことは良くあると思うが、それがいやだからと言ってそれを全部認めないのではなく、自分自身が森の一部になって、つまり五感で森の匂いを、温度を、音を感じることで、蚊や暑さも、認められると思う。
 耳を澄ませば、何が出来るだろう。隣の家の喧嘩が聞こえたり、歌が聞こえたりも出来る。サッカーでも、耳は重要な戦術の役目を果たす。目はもちろんだ。何かを食べるときは変な匂いがしたらそれが腐っていることを知らせてくれる鼻もあるし、目で楽しむ料理もある。暑いときに心地よい風が吹くならそれを感じているはずだ。
 多分五感は人が他の物をわかるためにもあると思う。森をただ見るのではなく、五感で感じ取る。今までに見えなかった物、聞こえなかった物は多分新鮮に思えるだろう。

   講評   huzi

さすがに速いですね! すぐに書いてパッと送信できたね。忙しい中でちゃんと取り組む姿勢は大いに評価したいです。考えをまとめてから書くのもいいですが、要約と大きな骨組みがわかったらまずパソコンに向かってみましょう。はせぽ君なら、書いているうちに体験がぞろそろと(アリみたいに!)出てくると思います。意見の流れはあとで整えればいいのです。パソコンなら簡単ですね。
 今回は作文テストの週でした。意見全体としては、言いたいことを適切な表現を用いて述べられており、◎です。惜しかったのが、【生き方の主題】の書きかたが文章に反映されていないことと、【字数800字】。どうすればよかったのか、考えてみましょう。
 【生き方の主題】の書きかたは難しくありません。一段落目のむすびに、「僕も自然の変化を受け入れながら、五感で感じる生き方をしたい」 こんな文をつけ加えるだけです。
 【字数800字】。これも、難関ではないでしょう。ただ、「もっとくわしく伝えたい、おもしろがってほしい」というサービス精神がいりますね(笑)。意見文は、自分がわかったことだけを書くレベルでは、どうしても広がりを書いてしまいます。読み手を意識しましょう。実際に、パソコンで送信されたはせぽ君の作品は、多くの生徒の目に触れています。目に見えない仲間に、「お、よく考えているな」と思わせる作戦を練るのは、はせぽ君は結構好きなはず。
 具体的には、
 ・サッカーの話。「耳は重要な戦術の役目を果たす」とは、どんなシーンをとらえてそのように述べたのかな? 試合の場面を書いてみるといいね。
 ・目で楽しむ料理。いい発想ですね! 京都には多そうですが、実際にはどんな料理なんだろう。

 【名言の引用】そのものはされていなかったけれど、「森をただ見るのではなく、五感で感じる」はとてもよい表現です。センスは十分ですね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)