創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「秋の虫はやっかい」   むっちゃん

 「リーーンリーーンリーーンリーーンリーーンリーーン」    
「リーンリーンリーーンリーーンリーーンリーーンリーーンリーーンリーーンリーーン」
と、スズムシが鳴いていた。スズムシは秋の鳴く虫のスターといわれているらしい。だけどわたしには、ただうるさいだけできれいには聞こえない。(構成・書き出しの工夫)
 スズムシは羽をこすりあわせて音を出している。どうして鳴いているかというと仲間をさがして結婚するためだ。どんな音がもてるんだろうか。波長(羽調)が合うということなのだろう。どんな音がいい音なんだろうか。日夜特訓しているのだろうか。たとえば人間が上手に歌を歌えるようになるため練習するように。(表現・たとえ)ちなみにわたしは音楽の時間に腹筋の練習をした。いい声が出るようになるために。そのおかげでおなかが痛い。(題材・体験実例)スズムシも筋肉痛になるのだろうか。
お母さんに秋の虫の思い出を聞いてみた。秋の虫に怖い思い出があるらしい。北海道の家のまわりには秋の虫がたくさんいたそうだ。いろんな声でなく虫はとても好きだったそうだ。ある日
「リーンリーン」
というきれいな音が聞こえてきた。ずいぶん近くで鳴いてるなと声のする方をみたら、なんとエンマコオロギがいてエンマコオロギとばっちり目が合ってしまった。あんなきれいな声なのに、すがたはとってもグロテスク。それいらい母は、秋の虫は声だけが好きだよという。
 他にも秋の虫はいる。キリギリス、カンタン、シバスズ。秋の虫が結構多いことが分かった。(主題・分かったこと)虫は家の中にどうやって進入できるのかなと思った。やっぱりまどとかドアが開いてたからなのかなと思った。 

   講評   kako

 こんにちは、むっちゃん。進級試験、がんばりましたね。字数も項目も全てクリアしています。合格ですよ。おめでとう! 
★第一段落★ スズムシの鳴き声から始めた書き出しはいいですね。ずいぶん長く鳴き声を書いていますが、その後の「ただうるさいだけ」という部分につながっていますね。うるさい、という感じがとてもよく出ています。
★第二段落★ この段落はとてもおもしろい! どんな音を出すともてるのか、練習のしすぎで筋肉痛になるのかなどの発想がすごく楽しいですね。思わず先生は笑ってしまいました。たとえの表現もよいですね。スズムシも人間のように練習をするのかな。今度、スズムシに聞いてみてください。
★第三段落★ 秋の虫たちはたしかにきれいな声で鳴いていますよね。顔は虫の顔をしているので、お母さんと同じように先生もあまり好きではないけれど、すんだ声を秋の夜長に聞くのは大好きです。
★第四段落★ 秋の虫と一言で言っても、いろいろな種類がいますね。すごく近くで鳴いているなあ、と思うと知らない間に家の中にいたりします。人間に気づかれないようにさっと家の中に入る、というのも虫たちの生きていくうえの方法なのかもしれませんね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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