国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本の文化   ポリゴン

 最近、日本では園芸が大はやりであるが、花木や草花の名称が大変な勢いで外来語に置き換旧来の日本の花の名は美しく風雅なものがほとんどであるのに、たとえば彼岸花の類はリコリス、胡蝶蘭はファレノリプシスといった具合に、年ごとに言い換えの数が増えていく。このような意味不明のなぞめいた外来語で、ほとんど芸術的とさえ言える美しく巧みに工夫された従来の和名を置き換えて、いったいだれが得をすると言うのだろうか。新奇さを求める心が一概に悪いとは言えないが、この園芸の分野に見られるような、行き過ぎた外来語の流行はやめてほしいと思う。私はもう少し日本の文化を見つめなおす生き方をしたい。
 その方法の一つとして、まずは身近にある日本の文化を楽しんで、理解しようとする気持ちを持つことだ。例えば、アメリカやヨーロッパには親しみの無かったお箸などがある。私の周りでも日頃からスプーンやフォークばかりを使っていたためにお箸がまともに持てない人がいた。その時はビックリした。でも考えてみると色々なものがそのような傾向になってきている気がする。
 そして第二の方法としては、そう言った日本特有な文化を教育の基礎においておくべきだと思う。日本の文化の良い所を親から子へと伝えていけば、この和という文化は守られ続け、そして忘れられないだろう。
 確かに違う国の文化を受け入れるというように、良いものを取り入れ発展していくのも大切だ。でも、やはり「飽きるということも、一つの能力のあらわれである。」という名言もあるように自分達の元々の文化や習慣などを守りながら生きて行くのが良いと思う。

   講評   jun

 自国にもよいものがたくさんあるのに、日本人はどうしても外国のものに目を向けてしまう傾向があるようですね。言葉にしても、日本語に置き換えることをせず、外国の言葉をそのまま使うことが多いですね。
 日本の文化を見つめ直すためには、まず、日本の文化を理解しようとする気持ちを持つことが大切ですね。ここに書かれたお箸にまつわる体験談は衝撃的ですね。(笑)親から子へと日本文化の良さを伝えていけば「和」という文化は守られるとはいい意見です。親の世代が日本文化の良さを理解していなければ元も子もありませんが……。
 結びは、反対意見への理解、名言の引用ともによくできています。

▲「自分達」→「自分たち」  このような場合の「たち」はひらがなで書くのが普通です。「友達」はOKです。
                               

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