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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私の長所、短所   えこに

 「もう、いいや。」と、ふと頭に浮かんだ。試験勉強中だった。難しくて分からない。だが、そんなに簡単に諦めていいものかと思った。
 私の短所は、諦めが早いということだ。分からないことが、あるとすぐに投げ出してしまう。そして、親に諦めが早い。と、言われる。だが、私にとっては粘るということは難しいことなのだ。分からないのなら教えてもらえばいいじゃないかと思うのだ。自分でやらないでわからないことを人にやってもらうと一生諦めが早い人になってしまうと思うときもある。
 ある時、部活で他の学校と練習試合をやる事になった。少し強そうな人とあたった私達は結構頑張った。勝っていたが、同点になり追い抜かされてしまった。そのとき、「もう、勝てないや。」と思った。そして、負けた。友達は「諦めたら負けだよ」と、試合が終わると私に言った。私は、諦めの早い女で人生が終わるのかと気を落とした。
でも、そんな諦めの早い私にも、優しいというところが長所だ。友達が試合でミスをしたのに負けてしまった。なぜか、そのミスがおかしいらしく笑っていた。そして、わざとらしく笑った私に「よく我慢できるね。やさしいよ。」と、言われた。私は、これが優しさかと改めて自分の長所に感心した。
ある時、私の家に友達が遊びに来た時だった。友達が、ふすまを破いてしてしまった。そこに出来たのは、少し大きな穴。私は、大切なふすまなのに破かれたので怒りでいっぱいだった。ところが、友達が気分を悪くして帰ってしまっては可哀相だと思い、笑って見逃した。なぜなら、きっと友達も悪いなと思っているからだ。そのとき私の頭の中に、まるで私は宝物を壊されたように傷ついた。ふすまなんてただの紙だと思う人もいるかもしれないが私にとっては結構大切なのだ。
人間にとって短所とは、嫌なものだと思うがいつかはその短所が段々と長所に変わっていくのではないかと思う。また、長所でもいつまでも続くとは思わない。きっと、いつかは短所に変わってしまうのではないかと思う。

   講評   miri

<第1段落>書き出しが工夫されていますね。次の段落へのつなぎとしても効果的です。
<第2段落>分かるは、わかる、とひらがなで表記しましょう。「諦めの早い女で人生が終わるのかと」なんて、まだ言ってはいけませんよ! 短所と認めているならどうしたらよくなるかを考えて少しずつ実行してみましょうよ。(しかし、諦めが早いから助かったということもなくはないので、100%悪い事ともいえないのですが)
<第3段落>短所のことをわすれさせるくらいすごい長所ですね。「なぜなら、きっと友達も悪いなと思っているからだ」と思えるところがすばらしいのです。
<第4段落一般化の主題もよくかけています。でも、短所が長所になることはあっても、長所が短所になることはあまりないと思います。人間は、向上心があるからね。
                     

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