低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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あいさつ いりい
社会生活を営む人間にとって、別れる時を過ごすということは、私たちが思っている以上に、他者に対する言い知れぬ不安をつのらせるものらしい。なぜ人間は別れるときにもあいさつをするのかという問題にもつながっていく。長い間、互いにあうことのなかった旧友どうしが久々に再会したときの情景を思い浮かべてみよう。(ようやく)(三文抜き書き)
僕の学校では、あいさつは、していません。
もし、突然あいさつでにぎわったら学校全体いや、世界中あいさつでにぎわうでしょう。(似た話)
まるで、あいさつは、心をつなぐようです。
あいさつは、愛の札を配るようだ。(駄洒落)
あいさつは、こころを安らげてくれるようです。あるいは、気分転換になるようです。(分かったこと)
講評 kamo
『構成』……要約が、しっかりできたね。長文を読んで、三文抜き書きと同じような感じで練習していくといいよ。どのあたりを選んで抜き書きするかが決まったら、抜き書きだけでなく、文のつながりを考えて、自分の言葉で加工してみるといいね。これからの勉強で、「要約」が必要な場面では、そのように練習していってね。
『題材』……自分の学校の話が書けたね。あいさつは、だれも、いつでもしていないのかな? 「そう言えば、ぼくの学校では、あいさつをしていないなあ」と、気がついたら、それについて、どう思った? そんなことも書いてみるとよかったかもしれないね。
題材の項目は「体験実例」だから、但し書きは、(似た話)ではなく、(体験)と書いてね。
『表現』……「まるで……」は、とても上手だね! これはいい。おまけにダジャレまで書けた。がんばったね。よくできました。
『主題』……結びの文も、とてもいいよ。表現がきれいだね。先生も、そのとおりだなあ、と思いました。(分かったこと)の但し書きもしっかり付けられたね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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