創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
以心伝心 ミーナ
日本では、言葉ではなく、物理的対象物をともに見ることで、社交が成り立つのだ。おしゃべり一本だと、話題がとぎれたときに、白々しい感じが残るが、共通の見るを対象におくと緊張感はなくなる。私は言葉に頼らない日本らしいコミュニケーションのとりかたが良いと思う。
第一の理由は、相手を傷つけることがないからだ。例えば、私は吹奏楽部に入っているのだが、過去に、もっと曲のレパートリーを増やすかどうかでもめた事があったらしく、それ以来音楽室には「和」という文字が掲げられている。その事を先生から聞いたとき、(私達は大丈夫)と思っていたけれど、やはりもめ事があった。(先輩や先生には内緒ですが[笑]。)そのときはみんな怒っていてついに言い合いになってしまったが、そのときだけで次の日からは仲良くなった。
第二の理由は、「以心伝心」ということばがあるように相手と心が通じ合い、相手とよりいっそう親密になれるからだ。例えば、テレビを見ていて、感動したり、共感したり、楽しんだりできるのは、みんなが同じように思ってテレビを見ているからだと思う。そうでなければ、みんなと話をしたときに「あれおもしろかったな。わはは。」と言って笑えるだろうか。同じように感じているからこそ話が合い、楽しくおしゃべりができ、より親密な関係になれるのだと思う。また、皆がそう思っているからこそテレビがなりたつのだと思う。
確かに、はっきりと言わないと、誤解を招いたり、少し陰湿ないじめに発展するかもしれない。しかし、はっきり言いすぎて相手を傷つけるほうが問題だと思う。だから、私は言葉に頼らない日本らしいコミュニケーションのとりかたが良いと思う。
講評 hota
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |