創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然との関係は?   Auror

 フィンランド北部のラップランドの森は、すべての生命によって奏でられる地球交響曲のコンサート会場といった雰囲気であった。僕は、自然の中の一員だと考えて生きていきたい。
 そのための方法は、第一に自分から自然に近づいていくことだ。ほんの先日、浅間山で噴火があった。人間にとって、いや生命にとっては恐れることだ。僕も、本当に怖いと思うし、自分の身近なところでそのようなことが起きるのは絶対に嫌だと思った。今回の噴火で、自分の身の回りの自然に近づいたのかもしれない。実は僕が四歳だったときに、その浅間山の噴火によってできた鬼押し出しに行ったことがある。(体験)そのときの記憶は、非常に薄れたものであるが、父親が撮っていたビデオの映像を見て、そのときの様子を思い出した。本当に、ごつごつしてすごいところだった。本当に口では説明できない、自然のやったものだと思う。そして、近頃は各地の大地震が予想されている。それも、自然と言うものだ。人間が生きているように、プレートというものも活動をしている。いつでも、生き物は自然と隣り合わせで生きていると思う。
 第二の方法は、自己中心的な考えを退けることだ。害虫はなぜ「害虫」と言うのか。それは、人間を中心にして考えたとき、都合が悪く邪魔なものだからだ。だから、逆に害虫を中心にして考えてみると、「人間」という生物は害人ということになる。つまり、人間が自己中心に考えたから害虫という名になったのだ。だが、そこに重大な問題があるわけではない。自分を含めて人間は、自然界を自分たちのものと錯覚してしまっていると思う。好き放題に、二酸化炭素を放出して地球温暖化を進行させ、それを元に戻すことなどできない。もちろん、それだけが問題ではないと思う。自然界の生態系を脅かしているのではないだろうか。いろいろ心配な点が考えついた。魚を捕りすぎていないか、木を切り倒しすぎていないか、こんなこと考え出せばきりがない。僕の家の近くにある琵琶湖では、ブラックバスが繁殖し固有種の魚たちの命が危ぶまれている。これも、一部の人間がやってしまい生態系を脅かしていると思う。もう少し、一人ひとりが自己中心的、または人間中心的に考えるのを抑えなければならない。
 確かに、人間中心に考えて生きていく方が都合もよく楽だと思う。しかし、自然の中の一員として生きたい。元々は、人間という生物がいたわけではない。どんどん自然の中のものが進化を遂げ今の自分たちがいる。「道は近くても、行かなければ到達しない」という名言があるが、それと同じように「自然がいくら近くても、近づく気がなければ到達しない」と僕は思う。僕は、自然の中の一員としていきたい。

   講評   hota


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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