創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
助け合って生きる キリリ
ヨーロッパの文化は、個人の独立という市民意識を長所として持っている。しかし、それは同時に愛や助け合いの乏しさという短所も伴っている。日本は、ヨーロッパの長所を取り入れつつ、短所を取り入れない新しい文化を創っていかなければならない。
確かに、個人の独立と言うものは大切である。もしも、他人と協力ばかりしていたら、お互いにたよりあう心ができてしまい自分の意見や考えが相手の考えを聞かないと出せないなどと言うことになるだろう。
しかし、相互が助け合い強調するのも大切だ。小学五年生のときの僕の担任だった先生は、いつも
「「人」という漢字は「|」と「|」が相互にもたれあって支えていると言う意味です。だから・・・。人間って不思議なもんでねぇ、・・・・。だから人に支えてもらって生きているのです!」(いつまで言ってんだ!(笑))
とかなんとかよく言っていた。確かに、相互に助け合って生きるのも大切だ。(体験)
確かに、個人が独立して生きるのも、相互が助け合って生きるのも大切だ。しかし、「優しさが性格の弱さであってはいけない」と言う言葉もあるように、それぞれの長所をあわせた新しい文化を創造することが大切である。(総合化)
講評 kamo
今回も、ユーモアに満ちた、それでいてよくまとまった、いい感想文が書けました。
『構成』……「複数の意見」がしっかり書けています。第二段落の書き出しは、「確かに」に限らなくてもいいよ。今回、ちょっと「確かに」が多すぎた感じ。^^;
『題材』……実例自体が、ユーモラス。これは、ツッコミを入れたくなるよね。というか、わざとそのように、キリリ君が書いてくれているのだけれど。確かに、西洋人に「人という字は……」という説明はできないものね。やはり、漢字を使う人の考え方なのだろうね。
『表現』……名言の引用についても、ユーモア表現についても、言うことなしです。
『主題』……これも、とてもいい形。上手にまとまっているね。「それぞれの長所をあわせた新しい文化」、これが実現すれば、夢のような平和な世界になるかも、と思いました。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |