創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間の長所と短所   らいむ

 「あー。やっと書けたぁー。」
私の長所は、マイペースなところだ。学校の授業などでも、先生が、
「ここは・・・うーん。まぁ写さなくていいよ。」
というとみんな写さないけど、私はそれをノートに書き込む。その分時間はかかってしまう(笑)。でも自分の為になるかなぁと思って、ノートに写す。(しかし、私は悪い子なので、せっかく書いてもテストの前にぱらりと見るだけで終わる(笑))このように、私の長所は、人に左右されないマイペースな所だと思う。逆に短所は、マイペース過ぎるところだ。家族や友達に、とにかく何事でも遅いと言われてしまう。それほど、亀以下にマイペース過ぎ(笑)なのである。
 ここで、私のマイペースのおかげで良かったこと、悪かったことを紹介しよう。『良かったこと、悪かったこと』といっても、この話は両方入り交じっている話だ。九月といえば新学期。新学期といえば、私のクラスでは一学期ごとに係活動を変更することになっている。私は音楽係(CDなどを準備する係)になった。音楽係は私とYで、Yはてきぱきしていて、私とは正反対の性格だった(だけど非常に分かり合える友達)。係活動が決まったら、まためんどうなことに、『私は○○係です。メンバーは△△です。仕事は□□です。』みたいなカードを書かなければならない。そして下書きを終わらせ、さぁ色を塗ろうか! と気合いを入れて色鉛筆やサインペンを大量に持ってきて、机の上にドスンとおいたその時! まるで私とYをいじめてあげる♪ とでもいうように(笑)、チャイムが鳴ったのである。また、色鉛筆やサインペンを終わなければならない。やっとしまい終え、残っている部分の半分はYがやることになった。(残りの半分は私がやる)しばらくしたら、Yが私の席にやってきた。
「かおりん、ここまでやったから。イラストなんだけど、かおりんのセンスでやっといて。」
と言って自分の席に戻ってしまった。私は図工が苦手で、イラストを描くのは不得意だが、音符など、一応色とりどりのイラストを描いてみた。しかし、逆にカラフルすぎて汚くなってしまった。その為私は一度席を立ち、みんなはどんな風に書いてるのかな? と思って見に行った。ところが、みんな四色程度しか色を使っていない。私の絵はカラフルだし汚いから恥ずかしい! とも思ったが、ここで私のマイペース能力が起動(笑)。ま、せっかく描いたからこのままでいいや、と思ったのである。そしてまた自分の仕事にとりかかった、のはいいのだが・・・。私の作業を進めるスピードが、自分では気付かなかったのだが、超遅い。(というように他人には見えたらしい)Yにも
「遅い! 」
といわれてしまった。いつもの『ゆっくり徐行のマイペース』の症状が更に悪化したのだろうか・・・(笑)。とにかく、このときの私の作業は、マイペース過ぎたのである。ところが、神は私を見放さなかった(笑)。近くから見るとカラフルすぎて汚いが、遠くから見ると、図工が苦手な私のわりにはちょっとだけ綺麗かも?! Yも、綺麗! と言ってくれた。そして提出。そして既に出来上がっているみんなのカードを見たら、案の定四色程度しか使っていなかった。あまりにもマイペース過ぎは駄目だけれど、人に左右されないマイペースはとても大事だと私は思った。でもあまりにもマイペースすぎる短所は絶対なくしたい! (笑)
 人間には長所短所が必ずある。けれど、それでこそ人間だ。人間にとって長所とは、どんどん伸ばしていけるように努力していきたいものであると思う。また、短所とは、なくす努力もしなければいけないが、短所がない人なんて絶対にいないのだから、短所がたくさんあるからといって落ち込むものではないと思う。長所と短所。私が経験した体験のように、長所と短所を生かして、何かができるように努力していきたい。

   講評   kiri

  

 こんにちは。
 今月も、マイペースでいい作文が書けました。
 体験例が見つからない...と悩んでいるようだったけど、十分書けているよ。自信を持ってね。
 10月からは新しい課題フォルダーです。また、どんな体験例が出てくるか楽しみです。

        
     
   

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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