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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   スポーツを通して   怪盗ピエナ

スポーツに勝ち負けは必要だ。人間は、〝勝つ〟というごく単純なことを求めて全力でプレーをするからだ。体育祭の〝全員リレー〟というクラスの全員が百メートルを走るリレーで私たちのクラスは、心が一つになった。途中まではドベでみんなテンションが下がっていた。ひとクラスは独走していた五組は、どのクラスも足も出なかった。しかし、だんだん順位が上がるにつれて、みんなやる気をおこした。接戦になると、どのクラスも
「いけー!!負けんな〜!」
「がんばれ!!!!」
などという応援の声が高まった。私のクラスも二位あがって、五組との差も縮まってきた。ついに、アンカー。差がどんどんなくなり、ついに抜かした。嬉しくてすがすがしい気分になった。そして、ゴール!!友達と抱きついたり騒いだりして、この気持ちを表していた。ドベから一位になることができたのは、みんなの心が一つになったからだと思う。勝ったことでまた、クラスの絆が深まったと思う。
しかし、勝ち負けだけにこだわることはよくない。私たちのクラスは、〝大縄〟という競技が練習当時からほかのクラスに大差で負けていた。当日、私もみんなも大縄は「捨てた!」と言ってあきらめていた。本番だったからかもしれないが、いつもより五回も多く飛ぶことができた。けれど、結果はドベ。しかし先生は、
「最高記録だったからいいよ!!」
と笑顔で話した。みんなはくやしそうだったが、達成感があった。
 このように、スポーツの勝ち負けには、いい面も悪い面もある。しかし、一番大事なことは、勝ち負けがよいか悪いかではなく、その勝ち負けを通じて互いが成長して、次に生かせることができるかどうかがということではないだろうか。

   講評   mako

 スポーツに限らず勝負は勝つからおもしろい。勝ちたいから努力する。だから勝つことにこだわることはそんなに悪いことではないような気もします。でも、勝ちっぱなしの人生なんてありえない。そこで勝ち負けにこだわりすぎるのはよくないということなんだろうと思います。
 ハンマー投げの室伏選手は「みんな一番をねらってくる。だから最善を尽くしても一番になれるかどうかはわからない。」と言っていました。一番になるために最大限の努力をして勝負にのぞんでいる人は、もはや結果にしばられないものなのかもしれません。
 勝負の神様がつい微笑んで応援したくなるような人にならないといけないなあとつくづく思います。
 ところで、どうして「勝つ」とあんなに気持ちいいんだろうね。人は平等がいいというけれど、どこかで人よりも優れたところを持っていたいと願うものなのでしょうか……。
 

★ひとクラスは独走していた五組は、どのクラスも足も出なかった。
⇒独走していた五組には、どのクラスも手も足も出なかった。

★次に生かせることができるかどうかがということではないだろうか。
⇒次に生かすことではないだろうか。

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