国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   レッツゴー! サイクリング!!<<構成>>   オーロラ


 「自転車かりるー。」
というわたしたちの声が、ひびきます。わたしたちは今、昭和記念公園に来ています。おばあちゃん、お母さん、いとこのかずとひで、わたしの五人です。そこには、14kmの自転車用のコースがあって、そこを走ろうと言っていたのです。かりるときにわたしは、お母さんに、
「自転車何インチのがいいかな。」
と聞いたら、
「22インチがいいと思うよ。」
と教えてくれました。
 いよいよ乗ります。5才のひでは、まだ自転車に乗れないので、おばあちゃんの後ろに乗ることになりました。さっそく、わたしより1つ年上のかずが、自転車を飛ばしていきます。わたしも負けないように後を追います。どこからか、キンモクセイのいいかおりがしてきました。
 少し後からお母さん、一番後からおばあちゃんがいっしょうけんめいこいでいますが、ひでは、わたしより体重が重いので、おばあちゃんは、もうふうふう言っています。さあ大変。上り坂です。かずとわたしは、上りきったところで待っていましたが、お母さんはすぐ見えたけれど、おばあちゃんのすがたがなかなか見えません。やっと見えてきたので、かずとわたしは、下り坂を一気にすべりおりました。ふり返ると、おばあちゃんたちの自転車がものすごいいきおいでおりてきました。重いので、下りのスピードはすごく速かったのです。かずとわたしは、
「わあ、来たあ!」
と、あわててまた自転車をこぎだしました。まるでうさぎとかめの追いかけっこです。
 しばらく行くと「こどもの森」という所に来ました。そこには、『ふわふわドーム』や『虹のハンモック』がありました。地面には、ふみつぶされたぎんなんがたくさんあって、くさいにおいがいっぱいです。でも、わたしたちはかまわず遊びました。『ふわふわドーム』で遊ぶのは、まるで雲の上で遊んでいるみたいで、飛んだりはねたり、ねころがったり、すごく楽しかったです。一番楽しかったのは、『虹のハンモック』です。大きなくものすみたいなハンモックが、いろいろな高さに三だんくらいはってあって、その上を歩いたり、ぶらさがったりできるのです。一番上のだんに立つと、かなり高くてちょっとこわかったけれど、それがまたおもしろかったです。あとで、昭和記念公園のホームページを調べてみたら、『虹のハンモック』は、日本一大きなハンモックなのだそうです。わたしは、(やったあ! 日本一のハンモックに乗れたんだあ!)と心の中で思いました。

 それから、また自転車に乗ってコスモスの丘に行きました。白、こいピンク、うすいピンクの色とりどりのコスモスがさいていて、とてもきれいです。でも、去年来たときより時期が早くて、さいている花も少なかったようで、お母さんとおばあちゃんは、ちょっとざんねんがっていました。だから、わたしは
「もう少しして、また来ようね!」
と笑いました。わたしたち子どもにとっては、コスモスはどうでもよかったのだけれど、また来る理由ができたのがうれしかったのです。そんなわたしたちの気持ちが通じたようで、おばあちゃんと、お母さんも笑っていました。
 本当に、またすぐ行きたいなあ。

   講評   nara


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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