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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   幸福とは   えなも

 人間にとっての幸福とは何でも不自由なく手に入ることだと大抵の人は言うだろう。現代社会の生活を見てみると、実に様々な便利で役に立つ要素が私たちの身の回りに並べられている。携帯電話、パソコン、電子辞書、コンロ、冷蔵庫、コンビニ・・・、どんどん新しいものが出回っている。でも、わたしたちの欲求はこんな便利な現代社会においても今なおある。そうすると、本当の意味の幸福とは、満ち足りた状態にあるのではなく、それを追い求めている今このときにあると考えるべきだ。
 第一の方法として、現状に満足しないことだ。常に目標を追い求めていくのがよい。例えば、模試の偏差値にしても、あがっても、あがっても、やはり満足することなく、さらにあげることを考える。今の状況に満足してはいられない。そのことだ。常に、進歩させていくその過程に意義があるように思える。
 第二の方法として、成功したことが尊いのではなくて、挑戦しようとしたことこそが尊いのだという価値観を社会に根付けることだ。現代社会は、飽和しすぎているから、むなしいということをよく聞く。そうではなく、現在のこの飽和状態に向かっているとき、つまり明治維新のときは生き生きしていたのだ。江戸幕府が築いてきた、単一な価値観を打ち破る、その時代に歴史に残る偉大な人が出たことを考えればそうだと言える。
 確かに、幸福なものはその人の心の持ち方しだいなので心の持ちようでどうにかなる、という人もいる。しかし、「幸福とは、満ち溢れた状態ではなく、物足りないときにある」というような何かを求めているときにある。やはり、人間の幸福とは、なにかを追い求めているその状態にあるのであり、決して飽和状態にあるのではない。だから、いつも何かに向かって走り続けていく生き方をしたい。

   講評   kira


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