国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   夏が終わるとさびしいな(題名の工夫)   デイジー

 私は夏から秋にかけて、どういう変化があるのか考えてみました。するといっぱいありました。
 まずは羽根ぶとんを出したことです。つい最近までは、タオルケットをかけているだけでも汗がふき出してきてしまいましたが、このごろは寒いので、羽根ぶとんの中にいるとやりわすれたことがあっても、気持ちよくて出たくありません。羽根ぶとんを一番最初に出したのは家族で二番目に寒がりなお母さんです。二番目にはねぶとんを出したのは一番寒がりなお父さんです。三番目に出したのはおねえちゃんと私です。
 今日、塾の帰りにフッと空を見上げると五時なのにすっかり暗くなっていました。私は、
(前みたいにもっと日が長くなってほしいな。)
と心の中で思いました。
 友達と遊ぶときも外ではあまり遊ばなくなりました。友達と遊ぶ時間も少なくなりました。私は、
(夏が終って冬が来ると、何だか物足りないな。)
と心の中でつぶやきました。
 最近どんぐりや木の実などをよく見かけます。そのたびに私は、
(もう秋になったんだな。)
と思います。
わすれちゃいけません。一番かわったのはご飯です。夏は冷たい飲み物をゴクゴク飲みながらそうめんをツルツルすすっていました。でも今はゆげをたてたものばかりです。飲み物もあったかいおみそ汁やお茶ばかりです。私はときどきお茶を飲み残してしまうことがあります。後でお茶の中を見るとたくさんほこりが入っていました。まるでほこりがお風呂に入っているように見えました。
 私は夏が終わるとさびしいな、と思いました。でもこれから運動会や遠足、冬になればクリスマスもあります。いろいろな行事もいっぱいあるのでとても楽しみです。

   講評   nara

 
今年の夏は、ちょっぴり暑すぎだったけれど、やはり暑い方が活動的だよね。涼しくなると、その動きがおさまってくる分、何となくさびしい感じがするのかな。デイジーさんの気分にぴったりのイラストも見つけられたね。
 あれれ、今年はお母さんが一番に羽布団を出したの? もしかしたら、お母さんが一番の寒がりになってしまったのかな。羽布団の気持ちよさを、夏とくらべることでわかりやすく説明できたね。タオルケットをけとばしているデイジーさんと、羽布団の中でホニャ〜ッとしているデイジーさんを思いうかべて、笑ってしまった。あとに続く段落も、夏と秋とをていねいに比べて説明しているから、季節が変わったということがわかりやすいね。
 日の長さ、木々の様子も、どんどん夏とはちがってきているね。「わすれちゃいけません。」からは、目で見つけた秋だけでなく、口で感じた秋だね。「ゆげをたてたものばかり」というところがいい。真夏だと、ゆげを見ただけで食欲がなくなりそうだものね。「お茶のほこり」の話は何だかふしぎな話だね。ほこりもちょっと寒がっているのかな。
 秋は確かにどことなくさびしい感じがするけれど、秋だからこその楽しみもあるはずだね。たとえば、運動会や遠足が真夏だったら……楽しむ前に、みんなたおれてしまいそう。季節ごとの楽しみがあるというのは、いいしめくくりだね。
 新しい課題キーワードもバッチリだ。今回は、「  」がなかったから(いろいろな言った)はないけれど、次回はぜひ会話もたくさん入れようね。
 

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