低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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テスト えくき
テストとは、さまざまな問題を解き、自分の実力を知るためのものである。実際に私も去年から中学生になり、何回か大きなテストを受けてきた。そして、その都度自分の実力を試してきた。私は、今までの体験からするとテストとは自分にとって、とてもプラスになって良いものだと思う。
なぜなら、テストを受けることによって、解けなかった問題を発見し、自分がどの問題が分かっていて、どの問題が理解していなかったのかが分かるからだ。(理由)私も、今までのテストの中で、色々と間違えてきた。しかし、そのことによって分かっていなかった問題を、もう一度じっくり考えることができ、それでも分からなかったら、誰かに教えてもらってりして、その問題を解けるようにしてきた。そうすることによって、自分に欠けていたものを埋めることが出来るからだ。
もう一つは、同じテストを大勢で受けるからだ。その中には友達やライバルなどもいるだろう。となると、絶対に負けたくないという、競争心が湧いてくる。そのことで、必死になって覚えたり難しい問題集を解いたりするだろう。私も、友達でもありライバルでもある人に負けたくない、逆に勝ってやるという競争心のおかげで、覚える気もしなかった漢字や歴史を覚えることが出来た。
確かに、「中学生はテストばかりで大変だ。」というとおり、1回目のテストが終わると、またすぐに2回目のテストがやってくる気がするが、「経験は、最良の教師である」という名言もあるように、何回もテストを受けることによって、その都度自分の実力を知ることができる。また、理解していない問題を見つけることにより、実力を増やすことにもつながるのだ。
講評 jun
説明したとおりの四段落構成で書くことができました。700字という字数も立派。段落ごとのバランスが取れているところもとてもいいですよ。
<第一段落>
自分の体験を元に「テストは良い」という意見を示すことができました。前向きな意見ですね。
<第二段落>
テストを良いと思う一つ目の理由を書くことができました。テストで間違えたところを埋めていったという体験実例からは、しおりちゃんのまじめな学習態度が伺えます。
<第三段落>
二つ目の理由は自分でよく考えましたね。ライバルがいて、競争心が湧くからこそ、勉強に集中できるということもありますね。ここにも体験実例を挙げることができました。
<第四段落>
「確かに」という言葉を使って反対意見に対する理解を示し、名言を引用しながら書き出しの意見に戻ってまとめることができました。名言と意見とのつながりがスムーズでとてもいいですよ。欲を言えば、反対意見への理解の部分はもう少し深い意見を書いてみましょう。「次々にテストがやってきて大変」ということだけでなく、「テストの出来不出来にこだわりすぎるのはよくないが」などとテストそのものの是非について考えてみましょう。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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