創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間にとっての幸福   いふめ

 朝学校に行くと机に突っ伏して寝てる人がいる。授業中も欠伸をしたり居眠りをしている人も多い。学校に行きたくても行けない子供もいると思うと実に悲惨な光景である。日本で学校に行けて幸福だと実感する時は少ない。むしろ毎朝早く起きるのは嫌気がさしてくる。学校に行けない子供達からすれば羨ましい限りである。では、どうすれば日本人は幸福と実感できるのだろう。それは今の状況に満足せずに、常に幸福を追い求めるべきだと僕は思う。
 そのための方法として第一に今の状況に満足せず、常に上を目指すべきである。好きなスポーツを真剣に取り組むと更に上手になりたいと思う。そいて今よりも多く練習をしたり、知識を身につけることを幸福に感じてくる。そうすれば自分が幸福のなかにいること実感できる。僕の体験では自分のクラスが体育祭で優勝し皆で喜んでいても、少し経てば学芸祭があったのでまた優勝するぞ皆で朝早く学校に来て、放課後も歌の練習をしようと言うことになった。
 また第二の方法としては結果に拘らずに挑戦してみることである。スポーツの試合結果に関わらず自分が努力したならその結果を受け止め、更に向上しようと努力をする。そうすればそれに続く結果が出てくると思う。歴史の中の豊臣秀吉は日本を統一しただけではなく、世界全体を自分の手にするために他の国にも出兵をした。失敗を恐れずに前に進むところが彼に多くの人を惹き付け、太閤になった要因だと思う。
 確かに、幸福かどうかは個人の価値観によるものだから他人がどうこう判断できるものではない。しかし、「幸福とは来るものではなく、追い求めるものである」。今が幸福と思うならそれを維持するための努力が必要になる。また、幸福でないと思うのなら幸福になるための努力が必要になる。そうすれば努力をしている間に幸福を感じることができる。朝、教室で寝ることも一つの幸福の形かもしれない。(笑)

   講評   miri

<第1段落>導入のしかたがうまいですね。朝の学校の「よくある情景」です。
<第2段落>有効な提案です。同じ学年の中にも、「盛り上がるクラス」「冷めたクラス」があるものですね。前者のクラスにいると、書かれているように、次々と上をめざし、最後には思ってもみないようなすごい功績が残せることもありますね。一方、同じくらいの力をもちながら、向上心にいまひとつかける後者のクラスだと、何をしてもぱっとしない。常に上を目指す心=向上心の大切さを物語っていますね。
<第3段落>この方法論も、筋が通っていてgoodです。「挑戦する意欲」が、力以上のことを引き出すこともしばしばです。
<第4段落>書き出しの結び、名言の引用ともに成功しています。まとまりのよい文が書けました。
        

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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