国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   努力のやり方   うらね

 今、私は部活でサッカーをやっている。11月の新人戦に向けて一生懸命練習しているところだ。
 スポーツは勝っていくことが大切だ。なぜなら、自分の実力を向上させるためには勝つという意気込みがなければ絶対に向上していかない。また、勝つという一心で一生懸命努力して、大会などで優勝したときの達成感はとても良いものだ。もし、負けたとしても、その悔しさをばねにして次回に向けて今まで以上に努力していけるのでさらに上達するのである。しかし、「牛とかえる」話のようにそういう意気込みが強すぎると自分の身体の限度を超えてしまって故障してしまう場合もあるのだ。私の知り合いでも自分の身体のことを全く考えずにサッカーを毎日練習していたため、疲労骨折してしまった人がいる。また、そういう意気込みが強いと、相手の失敗を喜んだり、相手が上手なプレーをすると不機嫌になったりする。この前、サッカーの日本と中国の試合で日本の人がボールを持ったりすると中国側のサポーターがものすごい大きなブーイングをしていた。他にも、日本人に対して酷い行動をしていた。私は、この試合を見ていて何でこんなにも中国人は日本人に対して酷いことしているのかと、とても不快だった。
 スポーツは勝ち負けにこだわらず、参加することに意義があるという考え方もある。なぜなら、先ほど述べたように、勝とうという気持ちが勝ち負けにこだわるという心理が生まれてくるのである。。しかし、勝ち負けよりそれまでの過程が大切だと考える人にとっては相手との競争心を持たないのである。だから、両者とも不快にならず、喧嘩も起こらずに済むのである。また、勝ち負けを通して成長していくのである。しかし、本気にならないため、実力は向上していかない。プロなどを目指そうとするには相手よりさらに上を行かなければならないので、絶対に勝つという強い決意があり、また、誰よりも努力しなければならい。だから、スポーツを楽しもうと考えている人はとてもでないが無理なことである。
 スポーツは勝っていくことが大切と考える人と、勝ち負けにこだわらず、参加することに意義があると考える人もいる。それは人それぞれだ。どっちが悪いということはない。常に我を忘れずに誰にも負けないくらい練習して実力を向上させていくことが一番良いことなのだ。そうすることにより、争いごとも避けたり、自分の体調を意識しながら、努力できるだ。

   講評   unagi

 <1>書き出しは身近な実例です。こうすることで、読者に「心の準備」をさせることができますね。
 <2>意見①「勝敗にこだわることのメリット・デメリット」の両方を挙げています。
            
 「メリット」:向上心、達成感など、具体的な説明を交えながら分かりやすく説明しています。「デメリット」:無理がたたって身体を壊す恐れがあることを、昔話を取り入れて上手く書いています。また、中国の例を挙げて「相手の失敗を喜ぶ」ことについて言及しています。
                         
 <3>意見②「参加することに意義がある」:「過程が大切」「不快にならない」という美点を挙げる一方、プロについては別問題であることをつけ加えています。スポーツマンである将貴君ならではの、奥行きのある作文です。
 <4>「AかBかではなくC(常に我を忘れずに・・・向上させていくこと)」で、総合化の主題を書くことができました。

 

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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