創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   スポーツの楽しみ方   ともっち

「ピーッ!試合終了!!」
この審判の一声と共に、私たちの夏季大会は終わった。私はクラブで三年間バスケットをやっていた。そして今年の夏休みに入ってすぐ夏季大会があり、私たちはその試合を最後に引退した。夏季大会の一回戦はダブルスコアで通過したが、二回戦は一点、二点を争う接戦だった。そして私たちはその二回戦で六点差で負けてしまった。私はその時は負けて悔しいと思っていたが、今は最後までみんなと楽しくバスケができて、とてもよかったと思っている。私はこのように勝ち負けにこだわらずに、スポーツを楽しみながら生きたいと思う。
 そのための第一の方法としては、自分の好きなスポーツを見つけることだ。(方法1)私は今、「好きなスポーツは何か?」と聞かれるとバスケットと答えるが、小さい時からバスケットが好きだったわけではない。私は中学に入り、何か運動系のクラブに入ろうと思ったが、別に特別やりたいというクラブはなく、何部に入ろうか悩んでいた。そしてカッコイイからという理由から、なんとなく私はバスケ部に入部した。バスケ部に入ると毎日練習があり、初めはとてもついていくのが大変だった。朝はみんなより早く登校して朝練をし、昼は昼練、放課後はクラブといった毎日だった。今から思うとハードな毎日だと思うが、その時はしんどいと思うどころか、毎日バスケができて楽しいと思っていた。そして朝練に行くので、早寝早起きといった規則正しい生活もできていた。このように私は好きなスポーツを見つけることができて、とてもよかったと思う。
 第二の方法としては、仲間を作ることだ。(方法2)私はどんなスポーツにも仲間は必要だと思う。チームプレーをする野球・サッカー・バスケットはもちろん、個人プレーである水泳・柔道などにも仲間は必要である。個人プレーの場合、一人で戦っているように思えるが、気付かない所に仲間はいるのだ。今年はオリンピックがあり、日本はたくさんの金メダルをとった。その中で私は、柔道の谷選手が金メダルを取った時に言った言葉が印象的だった。「たくさんの人の応援があったので、ここまでくることができました。」
この言葉を聞いて私は、応援していたうちの一人として嬉しく思った。そして谷選手を応援していた全ての人が、谷選手の仲間になっていたことに気付いた。このようにスポーツをする時は、仲間はなくてはならないと思う。
 確かにスポーツは楽しいとばかりではなく、厳しい時もある。体を動かすことが嫌いな人には、スポーツは合わないかもしれない。しかし私は「好きこそ物の上手なれ」という言葉のように、いろいろなスポーツに触れ、一生スポーツを楽しみながら生きたいと思う。

   講評   huzi

 新しい課題での書きかたがスタートしました。【生き方の主題】と、実現するための【方法】、【伝記実例・長文実例】が主な項目です。字数目標は【1000字以上】。最近めきめきと力をつけてきたともっちさんならチャレンジしがい十分ですね!
  まず、字数。余裕でクリアすることができたね。体験の豊富さのおかげかな。
  【生き方の主題】は、勝ち負けにこだわらずにスポーツを楽しみながら生きてきたいと、自分の意見を提示することができました。
  【方法】に生きたのが体験と【伝記実例】ですね。バスケット部の活動は本当に大変! 朝練昼練夜練(?)と、学校にいる間はほぼバスケット漬けだったのですね。でも、その大変さを楽しむことができたのは、やはり「好きなスポーツが見つかったから」なのでしょう。
  【伝記実例】には、谷選手の話題を取り上げたね。伝記にしてしまうにはまだ早い現役の選手ですが、作文の題材としてはとてもいい。今回は遠慮なく(伝記実例)とただし書きを入れておいていいですよ。
 体を動かすことが嫌いな人は、まだ自分にあったスポーツが見つかっていないのかもしれませんね。【反対意見理解】。 その人に合った生涯スポーツを楽しむこと。平均寿命が長くなった今、仲間を作り体を動かすことは、健康な心と体を維持するための大切な心構えです。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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