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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   夏から秋へ   ブラックベーダ

 私は今年の夏にこれまでにない暑さを体験した。なぜなら真夏日が四十日間続いたからである。その夏の間の体育館で卓球をしていると、十分くらいで汗が大量に出る。それを三時間やるのはきつい。学校の休み時間に外に出て遊ぶとまるでお湯を頭からかぶったような姿でみんな帰ってくる。家で夜寝るときは網戸にして布団を掛けないで寝ていたり、クーラーをつけて寝ていた。だが今では窓を閉めても寒くて布団を二枚掛けて寝ている。その理由は今の季節は秋だからである。
 最近ではベランダに出るとキンモクセイのいい香りがする。夏にはキンモクセイの香りもキンモクセイの花も見ることができなかった。それに比べて秋はとてもいい香りもかげるし、きれいなまさに花もみれるので「一石二鳥」だ。それに秋はドングリや色々の木の実が落ちていて、楽しい。そしてスポーツの秋、読書の秋、食欲の秋、芸術の秋などがある。この中で私が一番好きなのは、やはり食欲の秋だ。なぜなら松茸やくり、柿などが食べられるからだ。私は何でスポーツの秋があるのかが気になる。スポーツなんて冬にできないだけでそのほかの季節にもできる。私はどっちかというと「スポーツの秋」と言うより、「スポーツの夏」の方がいい。前に聞いた話では、一番秋に台風が一番くると言うことだ。それなら外ではできないのであまり雨が降らない夏にやった方がいいと思う。それに秋雨前線などが来て秋の三分の一くらいは雨が降っていると思う。
 秋にやれることは多い。なぜなら晴れの日には涼しくて気持ちよく遊べるし、雨が多くて部屋の中で遊ぶ機会が増えるからだ。だが母にとっては秋はあまり好きじゃないと思う。なぜならあまり洗濯物が乾かなくて部屋干しするしかないからだ。なのでイライラするだろう。
 私はあまり秋が好きという分けでもない。だが、秋にだけある私にとってうれしいことがある。それは秋は私の誕生日だからだ。
 秋には良いこともあれば、悪いことがあることが分かった。秋にはおいしい物も食べられるし、今年の夏はこれまでにない暑さを体験した(書き出しの結び)のでクーラーをたくさん使い、電気料金が高かったが秋は涼しいので電気料金が夏と比べて低い事など良いことがたくさんある。だが洗濯物が乾かなかったりして悪いところもある。なので私は春が季節の中で一番好きだ。

   講評   nara

 10月前半に雨が多くて、何だかすっきりしない日が続いたね。その雨のトンネルを抜けたと思ったら……もうすっかり秋本番になったなぁ。今年の夏は暑かった分、一気に秋になった感じがするよ。
 「一番台風が来る季節は秋」……印象としては夏のようにも思うけれど、データを見るとそうなのかな。今年については、まさにそのとおりだね。「秋雨前線」というものもあるのだから、秋晴れの日ばかりではない。ブラックベーダ君が考えたように、スポーツのできない秋の日も、意外に多いのかもしれないな。そうはいうものの、今年のような夏だと、「スポーツの夏」とすると倒れてしまう人が増えそうだ。まとめの「春が一番好き」というのは、こういうところから導き出した答えなのかもね。
 今回の作文は、いろいろな秋を紹介してくれたね。その分、一番の中心になる意見がどこなのかが、ややわかりにくくなったのが残念だ。特に、最後の最後で、「春が一番好き」となっていて、「秋」というテーマから少し話が離れているでしょ。作文を書き出す前に、だいたいでいいから、結論を考えてごらん。そして、その結論にたどりつくために、こういう話(具体例)を使うといいな……こんなふうに組み立ててみるといいね。

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