創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   カキ   アッキー

色づいたカキは日本の秋を採る風物物語です。カキこそは千年にもわたって日本人と共にあり、幾多の詩歌に詠まれてきた郷愁の果物といえる。ガキ大将に率いられたカキ泥棒の思い出を持つ人も多い事だろう。日本での伸び悩みとは逆に、カキは外国から注目され、新たな世界果実への道を歩き始めている。特に日本とは季節が逆になるニュージーランドでは、時期はずれの日本への逆輸出まで行いつつある。渋のなくなる「熟しガキ」の時期こそが、動物たちの食べたい気持ちと、種を運んで欲しいカキの思いとが一致する時なのだろう。渋を抜いてまで若いカキを食べてしまう人の出現は、カキの進化にとって勘定外のことだったに違いない。(要約)
 私が日本にいた時はよく柿を食べた。私が好きな柿は、固いのと柔らかいのとの真ん中ぐらいのカキだ。しかし、普通のカキよりもほし柿の方が私は好きだ。なぜなら、祖母がほし柿をとても好きだったので毎日のようによく食べたからだ。アメリカにもう二年間住んでいるが、私はまだカキを一度もスーパーマーケットやお店などで見た事がない。つまり、アメリカに来てから一度も柿を食べてないということだ。だからといって別にカキが食べられなくて恋しい というわけでもない。わたしは、日本にいた時はまるでぞうみたいにかき(ほとんどがほし柿)を沢山食べていた。しかし最後にはだんだんと飽きてきて、気分が悪くなったというような思い出がある。
 私は母に小さい頃の母が食べたカキのことを聞いてみた。母は、
「小さい頃に、友達の家にできていた柿を食べたことがあるけど、とてもまずかったというかすっぱかったよ。たぶんしぶがきだったと思うよ。そのときにどうやったら、なにをしたら、お店に売っているのと同じかきが育てられる(作れる)のかなー、っておもった
よ。」
といっていた。私は、こういう体験をしたことがない。なぜなら、私の近所で柿の木を植えているところを見たことがないからだ。というよりも、柿の木自体あまり見たことがない。私がいつも見ているのは、お店にあるもぎ取られてきたカキだ。だから、私が感じるのには、もし祖父の子供の頃の家にいったらみつかる(見える)かもしれない。 (聞いた話)
 カキは日本人にとって、秋を代表する果物だと感じる。私は、今でも日本の家の庭に柿の木を植えているのかなと疑問に感じる。私はこれからも柿を大事に食べて、むだのないように食べようと感じる。

   講評   jun

 要約はうまくまとめましたが、最初の一文だけ敬体になっているので常体に直しましょう。
 柿は、日本的な果物ですが、やはり、アメリカには売っていないのですね。もう長いことカキを食べていないアッキーちゃんですが、どうしても食べたいというほどの気持ちにはならないようですね。アメリカにはほかにもおいしい果物がたくさんあるものね。
 お母さんにカキにまつわる思い出話を聞いて書いたところもいいですよ。アッキーちゃんも、帰国したら、カキの木のある日本の秋の風景を是非見つけてくださいね。
 結びの段落は、「感じる」という言葉が繰り返されているので、別の言葉で言いかえる工夫をしましょう。
                                        

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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