国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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効力感 いふめ
効力感は、ただ自分の努力によって好ましい変化をひきおこすことができた、ということだけでは伸びていくものではない。これこそ自分のしたいことだと思える活動や達成を選び、そこでの自己向上が実感されて、はじめて真の効力感は獲得されるからだ。自然な生活の中で、子どもはきわめて多くの望ましい特性を発達させていく。効力感を伸ばすというと、何か特別なことをしなければならないのかのように思うかもしれないが、じつは子どもの生活のなかには効力感を伸ばすのにかっこうの題材がたえずころがっているのである。僕は子供の頃から効力感を伸ばしやすい環境で育てるべきだと思う。
そのための方法としては第一に、子どもをほめて伸ばすことだ。子どもが出来たことをどんどんほめていく。そうすると子どもが自信がを持つようになり、更に伸ばそうと努力するようになる。逆に叱ってばかりでは子どもは「また叱られる」と思い自分から行動をしなくなってしまう。子どもにとっても嫌々学ぶよりも、楽しく学んだ方が良いに決まっている。僕も、苦手な分野も面白い先生のおかげで理解できた経験がある。
第二の方法としては、賞罰を改めるべきだと思う。出来たらほめる、出来なかったら叱るの繰り返しでは子どもは確実に出来ることしかしなくなってしまう。そうではなく失敗してもそれをうまくフォローすることが大切である。歴史上で明治時代の活躍者たちは失敗を恐れすにただひたすら新時代を目指したのが成功の理由だと思う。しかし、僕の場合は無謀に挑戦して辛うじて成功しているパターンが多い。(笑)
確かに、物事に見切りをつけるのも必要かもしれない。しかし、大切なのは子どもに効力感を伸ばしやすい環境を作ることだ。「子どもは保護するのではなく自立させるべきだ」という感じで危ないから駄目ではなく、周りはそれを見守る存在でなくてはいけない。子どもが興味を持ったことを伸ばせるような環境になってほしいと思う。
講評 miri
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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