創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   色づいたカキは日本の   スヌーピー

色づいた柿は日本の                  スヌーピー
色づいた柿は日本の秋を彩る風物詩だ。幸か不幸か、カキは早生品の開発が難しく、また[桃栗三年柿八年」といわれるように、育種に時間がかかり、その作期は今も昔も変わっていません。さて、周囲のようにカキは甘がきと渋がきとがあります。カキの渋みの本体は特殊なタンニン細胞に含まれるタンニンです。カキが未熟のころは水(果汁)に溶ける性質があって渋く、成熟にしたがって自然に水に溶けない性質に変わって黒い「ゴマ」になり、渋みがなくなります。渋ガキの渋もいわゆる[熟しガキ」になるまで木の上に置いておけば抜けます。渋は無用な時期に果実が動物に食われるのを防ぐ、[適応」的な意味を持ってると思います。
今はもうあまり柿木は見ない。しかし昔はどこを見ても柿の木だらけだった。一軒家の庭にあったり、道端にあったり。しかし、母が住んでいたほうはあまりなかったそうだ。だけれども、昔に比べたら少なくなってきてきている。私のマンションの前に小さな畑がある。その所に柿の木がある。私はこのことをこの間初めて母に聞かされた。そして、あの木をきっかけにもっと昔みたいに柿の木が多くなるといいと私は思った。
柿の種はカラスが運ぶ。柿が「種を運んでほしいなぁ」と思ったころにちょうどカラスが来て運んでいってくれる。こういうようにうまくできている話はないかと思い、いろいろな人に聞いてみた。すると母が
「タンポポは?」
といってきた。タンポポの花は、いったんつぼみを閉じ、きくが横になり、約1週間で種子ができ、きくが立ち、さらにきくが高くなり綿帽子になる。綿帽子がいいぐらいに丸くなったら、その何十本の種子を風が運んでいってくれる。そして、運ばれた種子が芽を出しタンポポになっていく。こういうようにうまくできていることはいろいろある。私はこんなにうまくかみ合う話があるとは思わなかった。
自然の仕組みは不思議だ。柿が「種を運んでいってほしいなぁ」と思ったときにカラスが運んでいってくれたり、タンポポの種は風が運んでいってくれたりするからだ。自然がこういう風にうまくかみ合っていないと私たち人間は生きてこれなかったんではないかと私は思った。

   講評   ita


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