国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   どれが一番?   T.H・LOVE・I..R

何でもよく知っていて、次から次へと、どんな問題についても、よく話す人がいる。じっときいていると、話している内容は、ほとんどが新聞や雑誌に出ていたこと、あるいはテレビで誰かが話していたこと、つまり「情報」なのである。それを右から左へと流しているだけのことだ。話のある部分について、疑問点を確かめたいと思って詳しく聞くと、はっきりした「知識」を持っているわけではないから答えられないし「情報」をほとんど受け売りしているだけで、その中身を自分の考えによって吟味していないから、どんな話をしてもその人の人生経験に照らし合わせた上での「知恵」になっていない。世の中には、情報には疎いかもしれないが、豊かな人生の知恵を持った人がいるそうかと思うと、情報にはやたら詳しいのに、全く知恵の言葉をはかない人がいる。人間としての魅力があるのは、もちろん知恵のある人である。
 「学校とは一点から一点へのへの最長距離をことである」ある人々は最長距離と聞いただけで、耐えられない長さと想像するかもしれない。その最長距離を、道草のように思う人もいるかもしれない。しかし、子供は自分の頭で考えたり、感じたりしながら、長い長い距離を歩き、それによって自分らしい成長をとげるのである。
 わたしは、「知識」「情報」「知恵」のなかで一番大切なのは「知恵」だと思います。なぜなら「知恵」がなければ今のわたし達はないからです。
 遠い昔、原始時代。私たちのご先祖様は狩猟生活をしていました。今のように丈夫で外敵から身を守れるような家はありませんでした。だからたびたび襲われたりしました。ある時雷が木に落ち山火事が起こりました。その時その山に住んでいた動物たちが一斉に逃げ出すのを見て、火を使えば外敵から身を守れる、という「知恵」を身に着けました。そしてその「知恵」からあっためて食べると物はおいしくなるetc...を見つけました。このように火だけでなくいろいろなことにおいて「知恵」がなければここまでの発展は望めなかったのです。
 しかし、「知恵」だけがあってっても発展はできません。「情報」「知識」がないとせっかくの知識も使いどころがなく無駄なものになってしまいます。

   講評   siro

<評価>
 今回は、書けたところまでを送ってくれましたね。作品として途中で終わってしまっていますが、内容的にはとてもよくできていますよ^^。要約のあと、「知恵」が大事だという一つ目の意見をあげ、そのことについての具体例を示すことができました。大昔の人々の生活と、その発展していく過程を分かり易く書くことができました。人間は自然界から「知恵」を習得していったという考え方がいいですね。そして、二つ目の意見としては「知識」や「情報」も大事だということが書けました。意見の提示の仕方として、よくできています。
<発展>
 今回の続きを書くとしたら、まず、なぜ「知識」や「情報」も大切なのかを具体的にしてみましょう。例えば、「知恵」というのはすなわち自分で考えたものであるため、独り善がりになってしまう場合もあります。しかし、そこに知識や情報が加われば、知恵を自分自身で見つめなおす機会もできますよね。
 そして、最後はそれまで示した意見とはまた別の意見を書いていきます。「確かに、知恵も大切であるし、その基盤となる情報や知識も大切だ。しかし最も大切なことは、知恵や知識そして情報を、どのように活かしていくかである。」などとまとめてみるとよいでしょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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