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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   幸運は努力の手の中に   スマイリー

 運と見えるものは日常の生き方の結果である。社会性を書いた人は、「私は運が悪い」と言う。何が原因で自分に世の中がつらくあたるのかが理解できないのだ。しかし、社会性を欠いた毎日の生活の積み重ねでそうなっていくのである。人知れず苦労をしていない人はすぐに物事を幸運とか不運とかでかたづけてしまう。しかし幸運と見える人ほど影で長い長い努力や苦労をしているのだ。(要約)
 私は幼稚園の頃から水泳を習っている。スイミングでは遅い方だけど、学校ではまあまあ速い方で、学校の水泳学習などで友達にうらやましがられる事も結構ある。この前友達は、
「どうしてそんなに速く泳げるの?」
などとまるで私が魔法を使っているような感じで聞いきた。しかし、私は幼稚園の頃からずっと頑張って泳いできたから、泳げるのだ。みんなの見えないところでたくさん頑張ってきたからこのように泳げるのだ。友達には私が頑張ってきたから、と言いたい。しかし、そうもいえないのが現実だ。努力があるから上達する。当たりまえの事だと思う。
 私の好きな本に『グッドラック』という本がある。この本は、主人公が久しぶりに会った友人に幸運の呼び込み方の話をする、と言う話だ。この本の話では、幸せのクローバーを見つけ出す事が幸運だった。わたしにとっての幸運とはなんなんだろう、と考えてみた。私はそんなに大きな幸運を望んでいるわけではない。例えば、お菓子作りが成功した、とか本を買ってくれてゆっくりできる、とか。いつでも手に入るような幸運だがこんな小さな幸運を私は望んでいる。小さな幸運でも喜びはいっぱいだ。幸運は、自然にやってくるものではなく、努力に対してやってくるものだ。『グッドラック』には、いろいろな言葉がのっていて、とても心に残った。そのなかに『今日できることは今日やる。』という言葉があった。(一部省略)私は、努力を先延ばしにする事がよくある。しかし、翌日になにがおこるか分からない。今できることは今やる事が幸運を呼び込む一つの方法だとわかった。例えば、土日の宿題を「明日があるから、、、。」と先延ばしにせずに金曜日にやってしまうとか、机の片づけを寝る前にやってしまうとか。こんな小さな事でいいと思う。もしやることを前の日にやっておけば、きっと小さな幸運がおとずれるだろう。私も小さな事からやっていこうと思う。
 人間にとって運とは、努力に対してはかならずやってくるが、努力をしない人には永遠にやってこないものだと分かった。「千里の道も一歩から」というように、運を手に入れるためには積み重ねが大切だ。私も、努力を大切にして幸運を手に入れていきたいと思う。

   講評   miri

<第1段落>要約、よくまとまっています。*書いた→欠いた
<第2段落>スマイリーさんが、スイマーさんに思えてきました。すばらしいことですね。努力と成果の関係を身をもって体験していますね。こつこつと長い間、がんばってきた様子が目に浮かびます。こうした実例は、作文の重みを増します。
<第3段落>こちらの例も、とてもぴったりな本のお話。「小さな幸運」というキーワードが実に効を奏しています。
<第4段落>これまでの段落の充実ぶりから、このまとめが非常に生きています。たいへんよくかけました。   
       

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