創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   一生懸命やる   いろな

「嫌だな〜」
今日は、文化祭三日前だ。三日前になると準備期間に入るのだ。しかし、私にはそれは嫌で嫌でたまらなかった。文化祭といったらみんな、食べ物を売ったりお化け屋敷などがあったりするのを文化祭のイメージとして浮かんでくると思うのだ。しかし、私達の学校の文化祭ときたら自分達で調べたことを発表したりダンスや歌を練習して舞台発表をしたりするのだ。そんなことをやっているのは私の学校だけで他の学校は私が想像している文化祭のようなことをやっている。だから、私にとって文化祭とは嫌なものだった。しかも、知り合いや親などが来るのだ。私は友達と誰も来ないといいねッといっていた。普通の中学校なら来て欲しいと思うだろう。しかし、嫌だと思うと思うほど文化祭までの日が早くなってしまうものだ。そして、文化祭当日。私はいやいや学校に行った。そして、オープニングセレモニー。三年生は今年最後だから、一生懸命盛り上げようとしていた。しかし、私はオープニングセレモニーが始まるまで帰りたいと思っていた。しかし、オープニングセレモニーが始まってからなんだか楽しくなってきた。それは、三年生の司会がコントをやってくれたり、ダンス&歌など見てるだけでわくわくした。すると、自分もやってやる!
と気持ちがこみあげてきた。そして、私も自分なりに一生懸命やった。すると、恥ずかしいという気持ちがなくなって、逆に来てほしいと思い始めてきた。しかし、残念な結果あんまりお客さんは来てくれなかった。前のわたしなら、ヤッターお客が全然来てくれなかった。と思っていたに違いない。しかし今は、何で来てくれなかったんだよ。と思っている。そして、それは嘘から出たまことになっていた。
人間にとって一生懸命やるというのはつまらないことでもやることで楽しくなるのだと思う。
そして、来年は「嫌だな〜」ではなく「まだかな〜」になるといいと思う。

   講評   kuri

<<第一段落>>「嫌だな〜」という自分の内心の思いを書いて、書き出しの工夫ができました。
<<第二段落>>文化祭のときの体験が心の動きと共に良く書けています。どんなこともいやいややったらつまらないですね。一生懸命やって、苦しい思いを乗り越えることでその後の喜びもいっそう深いものになっていくのだと思います。3年生が最後の文化祭を盛り上げようと一生懸命な気持ちが樋本君を動かしたのですね。
<<第三段落>>もう一つ一生懸命やったことの体験や調べたことを書いてみましょう。
<<第四段落>>ことわざの引用ですが、『嘘から出たまこと』は、初めは嘘のつもりであったことが、結果として本当になってしまうこと。思いも寄らず良いことが実現したときなどに言います。この場合に使うのは、少々違和感があります。『後悔先に立たず』最初から一生懸命やれば良かった。あるいは、『まかぬ種ははえぬ』来年は一生懸命やってお客さんにもたくさん来てもらいたい。などを使ったらどうでしょう。一般化は大変良いです。書き出しの結びもできました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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