創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ドラえもんのお節介? マメウシくん
ドラえもんは、アトムや、鉄人二十八号などと違い、戦うスーパーヒーローとは大きく違うタイプのロボットとして、生まれた。生活の中に密着して愛されるタイプの新しいロボットだ。だが、ドラえもんが、ヒーローである理由は、あのはがせるポッケにある。あのポッケは四次元ポケットといい様々な不思議アイテムが飛び出てくる代物だ。ホンヤクコンニャクなど、ユーモラスなネーミングなものばかりである。これらが、ドラえもんの人気の秘密である。しかし、これらは、いちども、いいけっかを、残した事がない。ノビタが、
「もうちょっとぉ〜。」
とか、
「まだい〜じゃな〜い。ね、あとすこしだけ!」
とさきのばしたり、ドラえもんが、それを許してしまったり。その結果、あまりにも素晴らしすぎることになる。ドラえもんの楽しい未来の話のうらには、作者藤子氏からの、幽かなメッセージが、秘められている。
科学に頼りすぎると、それがこわれたら、何もできなくなってしまうし、その上、それが大切な仕事だったら?ドラえもんに負けず劣らず素晴らしいことになる。
更に、科学が壊れてしまった場合それを、直すために、はたまた買い換えるためにお金が必要だ。それが高かった暁には、それこそ夜逃げする羽目になるかもしれない。
確かに科学はらくだ。しかし、科学は、万能ではない。第一、正しいものには悩みも多い、という。ドラえもんの道具も、ただしくつかうからいいものなのであって、ノビタのように使うから、災いが、起きるのである。
講評 baba
マメウシくん、こんにちは!
題名がおもしろいですね。「ドラえもんのお節介」かあ。ふむふむ。
今の私たちの生活のなかで便利なものはたくさんありますね。「これってお節介な道具だなあ」と思うものも新製品としてどんどん出てきます。でも使うのに慣れてしまうと、今度はそれがないと「不便」なってしまいますね。そんなこと、身近にないかな? 携帯電話とかね。
そんなふうに身近なところから具体例を探して書き足すと、今回の作文がグレードアップしますね。
<構成>
今期は要約はやらなくていいですよ。でも要約はやればやるほど読解力が身につくので時間的に余裕があればチャレンジするのもいいですね。
是非の主題はばっちりできました。
<題材>
データや長文実例を探すのがたいへんですね。課題文は確かに長文の一部ですが、実例として使うときは前に読んだ長文からひっぱってくるといいですよ。
今回は携帯電話の所有率などのデータを探すと、上記に書いたコメントにぴったりあって使いやすいかもしれません。
<表現>
名言はうまく作文のなかにとりこめましたね。さすがです。
<主題>反対意見の理解はしっかりできました。「科学はらく」。本当にその通りです。
携帯電話や電話機のアドレス帳機能ができてから、電話番号を覚えることをしなくなりましたね。昔は友達数人の電話番号くらいは暗記できていたものなんですよ。
要約部分を抜かすと字数がちょっと少なめですね。書きにくいテーマのときはとにかく具体的なエピソードを書いちゃう! そのためにも自分の身近なところに具体例を見つけることが大切ですね。
難しいテーマでもあきらめずにしっかり取り組み、書き上げました。あっぱれ!
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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