創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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人にとって名前とは 梅好き
「わたしの名前の由来ってなに?」
こういう質問を何度かしたことが、ある。すると答えは必ず、優しい子になってほしいからこの名前にしたんだよ。お父さんは、優が産まれてくる前から、優という名前を呼んでいたんだよ。実際はこんな子になってしまったけど。とよく聞く。わたしはお母さんや、お父さんから決めてもらったけれど、わたしの友達では、おばあちゃんにつけてもらったり、おじいちゃんにつけてもらったりと、様々な人がいる。お父さんは今でも、昔のことをよく話しては、昔はかわいかったね!とわざとらしく言う。お母さんもそうだ。そうすると、弟は笑ってわたしをばかにする。
わたしのクラスではいないが、とてもめずらしい名前の人がたくさんいる。玲於奈さんとか、きららさんとか、知り合いにはれみんちゃんという子もいる。親がせっかく付けてくれた名前だから、わたしがとやかく言う問題ではないが、個性的なめずらしい名前だな、と思ってしまう。でも慣れていないのは初めだけ。何ヶ月かすればすぐになれてしまう。まるで、ずっと前から知り合いだったみたいに。このごろは色々なめずらしくて、おもしろい(おもしろいといってはいけないが・・・・)名前が増えている。だから、わたしが大人になったときには、色々な個性的な名前が多くなるのではないかなと思う。
前、新聞を読んだら、〜〜子、あい、といった名前が増えているという記事を読んだ。確かにはやりもいいが、独特の名前もいいと思う。もう気が早いかもしれないが、わたしは大きくなって、子どもを産んだら、どういう名前にするか、もう決めている。人に言うのは、はずかしいから、家族にしか話していないが、わたしと同じ、「ゆ」という字を使うというのをヒントとしよう。みなさんにはぜひ考えて欲しい。できれば、女の子がいいなと思っている。名前をきちんと用意しているからもそうだが、わたしと同じ学校に入れてあげたいというきちんとした意志がある。男の子用の名前も用意しているが、あまり言い名前ではないと思うからだ。これは単なる理屈だが・・・。
「わたしの名前の由来ってなに?」このようなことを将来、わたしの子どもから聞かれたら、わたしの母や父のように、きちんと答えられるようにしたい。人間にとって名前とはなくてはならないものだと思う。名前は人にとっては命の次に大切なものだ。それは、命のある人間にとってのたった一つの呼び名であるからだ。
講評 miri
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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