創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   努力で幸福!!   えうや

 「笑う門には福が来る」のであって、福が来るから笑うのではない。ある格言語に「本を贈る時は表紙の見返しに短いメッセージを書くこと」と言うのがあった。心がないと短いメッセージでもなかなか書けない。そして実はそのような日常の積み重ねが幸運を呼んでくるのだ。研究室から大切な本を借りて返さない学生が最近多い。こうした社会性を欠いた人はいずれその代償を社会から払わされる。その時に社会性を欠いた人は、「私は運が悪い」と言う。何が原因で自分に世の中が辛く当たるかが理解できないのである。運命を信じる人は自らのベストをつくすことをしないための言いわけとして運命を信じるのだ。川にきた時に座って水がなくなることを待っていた人が、橋をかけて向こうに言った人を見て幸運の人と呼ぶ。努力と忍耐なくして、幸福はありえないのだ。
 前にテレビで芸能人の男の人と女の人が結婚して、夫婦の秘密情報を教えていた。その中の一つが『朝起きたら、笑う』で、朝起きたくないなぁ〜、と思っても朝起きて笑ったら、その嫌な気分が吹っ飛ぶらしい。最初は、作り笑いみたいな笑い方しか出来なかったが頑張って努力して、そのうちに慣れて自然に笑うことが出来るようになったと言っていた。もし笑わなかったら、ベッドからやり直しになる。まるでイボガエルのような寝起きの顔で笑いかけられたら、笑いかけられた方が笑えてくる(笑)。
 小学四年生の妹が、三歳の時に名古屋インターナショナルスクールに入っていた。五歳になる少し前に父の仕事の都合で石川県に転勤になった。それから二年経って、また愛知県に戻ってきてインターナショナルスクールにあいさつに行ってそこの先生に「りか(妹)のこと覚えていますか?」と聞いたら先生は、「はい、いつも笑っていてえくぼがとても印象的だったので覚えています。」と答えてくれた。石川県の幼稚園でも、どりょくして、いつも笑っていた。そして、いつも笑っているところとえくぼが気に入られて、すぐ友達ができたらしい。妹は『笑い』と『えくぼ』で福を得たのだ(笑)。
 ことわざで『蒔かぬ種は生えぬ』と言うように努力しなければ、よい結果は出ないのだ。妹も、芸能人の夫婦もどちらとも努力して笑って幸福と言うよい結果が出たのだ。

   講評   tama

 健くん、体の具合はどうですか? 頑張って書いてくれたんだね。項目が全部◎です! 

<構成> 健くんはいつも長文をよく読んでいるね。内容が分からないと要約はできませんが、今回もしっかりできているよ! 毎日の積み重ねが大切だね。この調子、この調子。(^_^)v

<題材> 二段落目の聞いた話で、芸能人のある夫婦の例、三段落目の前の話で、妹さんの例を挙げてくれました。どちらも笑っていていいことがあった例ですが、この感想文のためにあるような(?)ぴったりの実例だね。妹さんは、もともとほがらかな性格なのでしょうが、初めての幼稚園へ行ったときは、やはりドキドキしたでしょうね。緊張すると表情が硬く(かたく)なりがちですが、笑うことを心がけていたのかもしれないね。まさに笑顔が妹さん自身を幸せにしているんだね。すてきな話をありがとう。

<表現> 寝起きの顔を「イボガエル」だなんて。(^o^)おもしろいたとえだね。髪の毛爆発(ばくはつ)の「イボガエル顔」を想像して、笑ってしまいました。そして、先生も自分自身の寝起きが「イボガエル」のような顔になっているのでは…と少しドキッとしました。(笑)
 ことわざもうまく使えたね。意味が分かって、実際に使える←完璧(かんぺき)です。



<主題> 何事も努力が肝心(かんじん)だということですね。以前、リレーの練習を頑張って、一番になったことを作文に書いてくれたね。そのときも努力の大切さを実感したでしょう。頑張りやの健くんは、すでに幸福を手に入れているんだよ。これからも地道な努力を忘れないでね。

 実例のあとに一つ、自分の意見や感想を書いてみましょう。たとえば、芸能人の夫婦の例のあとに、「ぼくも、『朝起きたら、笑う』をやってみたら、みんなも笑ってくれた。やっぱり笑うと気持ちがいいなと思う」など、簡単なことでいいんだよ。思ったことを書くと、実例がもっと生きてくるよ。
 (ところで、この夫婦はだれなんでしょう? ちょっと気になる私…。)

 健くんにいいことを教えてもらったので、先生も『朝起きたら、笑う』をやってみようと思います。

 来週は清書です。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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