国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   あなたがたはとくと   ナージャ

 あなたがたはとくと考えたことがあるでしょうか、今も日本がすばらしい手仕事の国であることを。
 そこには自由と責任とがたもたれます。そのため仕事によろこびがともなったり、また新しいものをつくる力が現れたりします。だから手仕事をもっとも人間的な仕事と見てよいでしょう。ここにそのもっとも大きな特性があると思われます。
かりにこういう人間的な働きがなくなったら、この世に美しいものは、どんなに少なくなってくるでしょう。
 しかし、残念なことに日本では、かえってそういう手の技が大切なものだという反省がゆき渡っていません。
 さて、興味深いことには、ほうぼうでめぐり合った手仕事による品物は、それがどんなに美しい場合でも、一つとして作った人の名をしるしたものはありません。
ここにおもしろい対比が見られます。一方では名などしるす気持ちがなく、一方は名を書くのを忘れたことがありません。
 私たちは無名の職人だからといって転んではなりません。かれらにも仕事へのほこりがあります。ですが自分の名をほころうとするのではなく、正しい品物を作るそのことに、もっとほこりがあるのです。
 じつにおおくの職人たちはその名をとどめずにこの世を去っていきます。物で残ろうとするので、名で残ろうとするのではありません。
 私の服も機械で作られているのが、ほとんどだと思います。もしかしたら私の服の中にも手で作られたのがあるかもしれないので探してみたいです。

   講評   nato

こんにちは亜莉紗ちゃん(^▽^)今週は感想文を書いてくれました。手仕事というものは本来日本人の得意とする作業でしたが、最近では均質化(まったく同じもの)された製品が安く出回り、かえって手作り品は貴重で高価なものとなってきていますね。お洋服をつくったり、セーターを編んだりすることは、とても時間のかかることですが、出来上がったときの満足感や愛着心は既製品では感じることができません。たとえ形はいびつでも、どこか知らぬくもりを感じるのは、不思議ですよね。こういったことと似たようなお話はきっと亜莉紗ちゃんの周りにもあるはずですから。そういうことも入れてみてね。

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