国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   目的を持つ   えなも

 進学率の上昇に伴って、入れる学校を確実に見極めるために生徒を偏差値で評価するようになった。その結果、それまで曖昧だった学校ランク、学校序列が明確になった。従って、受験戦争はすべての人を巻き込むので、上を見れば失敗であり、下を見れば成功である。背後には立身出世や学歴社会のような大きな物語がないため、頑張ることは就職のとき多少有利かもしれないという「景品」程度だ。受験戦争が単なる偏差値をめぐってのゲームのようになっており、目的が見えないことが問題である。
 そうならないための第一の方法として、自分自身の勉強の目的を考えることだ。当てもなくひたすら勉強するのは無理だ。やはり、何のために今勉強しているのかを大きな目で見据えるのが大切だ。偏差値がいくらだから、この大学を受けようというような生半可な気持ちではいけない。例えば、児童相談所の職員は、児童相談の勉強をせずにまず公務員の試験に合格して、それから、その専門の勉強をするらしい。それでは駄目だと思う。もっと専門の分野の知識を極めるべきだ。だから、私は志望校を絞るとき、まずは、しっかりこの大学で何を学べるのか、それが将来役に立つのかということからはじめた。そうすることで、目的をしっかり意識しながら前向きに勉強できる。
 第二の方法として、社会全体が新しい価値観を持つことが大切だ。何をしたらいいのか、また自分は何がしたいのか見つけられない人が多いらしい。何のために一生懸命頑張るのかが大事だと思う。ここで今の政府の官僚を見てみよう。偏差値の高い大学を卒業しているのに、金をめぐる問題で疑惑をかけられたり、つかまったりしている。国民の代表であるという認識が足りないように思う。社会全体で大きな目標を掲げ、成長していくべきだ。
 確かに、受験において、偏差値で表すことは分かりやすくて良い。しかし、「偏差値のために勉強するのではなく、自分のために勉強する」ことが本来の目的なので、偏差値にあまり左右されすぎるのは良くない。目的を持つことが、現代社会にも、そして個人にも求められていることだ。

   講評   kira


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