国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   感じよう季節感   フェデラー

「地球が地軸を公転面に垂直な方向から二十三・四度傾けたまま公転しているから、季節の違いが生じる。」
はて?これは一体何ものだ、と、つっこみたくなる。これは、最近学校で習った『天体』の単元から引用したものだ。簡単に言うと、地球が傾いているので、季節が生じているのだということ。実は、この傾きのお陰で
日本に四季があり、俳句や短歌が生まれたともいえる。私は日本にしかない四季を大切にし、季節感を味わいながら生きていきたい。
 その方法として第一に、普段の生活の中で些細な変化も、敏感に感じるとることだ。つい最近私は、通学路に彼岸花が咲いているのを発見した。それを見る度に、なぜか新鮮な気持ちになることを覚えた。そしてなんと言っても、私が最も季節感を感じるのは、やはり、食べ物だ「食欲の秋」とあるように、クリ、松茸、柿など、美味しい物が盛りだくさんだ。先日、我が家では秋刀魚を頂いた。美味しいのはもちろん、秋を感じさせる出来事だった。これからも、季節感を味わいながら、秋の味覚を満喫したいと思う、食いしん坊な私である。
 第二の方法として、五感をフルに研ぎ澄ますことだ。短歌や俳句はそれの集大成と言えよう。次にある、藤原敏行の歌を見てほしい。「秋来ぬと目にはさやかに見えねどもかぜのおとにぞおどろかねぬる」秋がやってきたと目にはっきり見えないけれど、風の声で秋が来たなと気が付く、そんな意味合だ。視覚はもちろんだが、触覚や聴覚で秋を感じたようだ。季節感を感じる機会が少ない現代人には、短歌、俳句から今一度、日本の美学を思い出してほしいと思う。
 確かに、季節感を味わうといっても、そんな環境が無いのが現実である。食品にしても、「旬」でなくともビニールハウスさえあれば、何でも作れるようになった。だが、そんな世の中だからこそ、些細な変化にも、敏感に反応して季節感を味わうことが必要だ。そのために、触覚、聴覚を重んじる日本の美学を、私達の心に
刻んでおきたい。「心頭を滅却すれば火もまた凉し」とあるように、こんな世の中であっても、季節感を感じられるような人間になりたい。

   講評   oda

感じよう季節感+清書。初めてのパソコンでの清書でしたが、送信も成功したようですね。清書をパソコンで送りながら少しずつ慣れて行くといいでしょう。慶太郎くんなら、パソコンの使い方はきっと上達も早いでしょう。季節感を大事にする生き方は生活の中で大切なことですから、これからも様々な行事や食べ物を通して季節感を感じ取ってください。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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