国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   科学技術の発展ーその反面にはー   シーラカンス

 私が5年生まで見ていた今年で放送が二十五周年目のアニメ、「ドラえもん」の本当の面白みとは何なのかと筆者の文章を通じてわかった。ドラえもんは、子供から大人までに夢を与えてくれたと思いがちだが一度もかなっていないことがわかる。なぜかというとこの漫画には一定の法則があるからである。(一定の法則はドラえもんを毎回見ているとそのうちわかるものなので探してみてほしい)のびたはドラえもんの便利な道具を使っている。すなわち、のびたという存在は近代の科学技術の発達した製品を買い込んでいる現代人と同じなのである。ドラえもんという漫画は現代人の生活を風刺するとともに便利さを追求している私たちへの警鐘(警告)をしていたのである。私は科学文明を過信しないことが大切だと思う。《主題》
 その理由は第一に、科学文明を過信しないほうが人間らしく生きていけるからだ。例としては、今年学校の夏休みの課題で生物について何でも良いから調べてレポートにまとめるという作業があった。私は近代の外来種について調べた。写真を入れたレポートの方がより高い評価を得ると考えたのですべての動植物に写真を入れた。ほとんどを参考書などで調べたが1種類の写真だけ載っていなかった。ブタナというタンポポに似た外来種だ。家のすぐ近くの大通りの脇に生えている雑草なのでスケッチおよび写真を撮ることもできたのに、どうしたせいか家にあるパソコンがあるからどっかに載っているだろうと夏休みの終わりの方まで1種類の植物だけ残しておいた。夏休みの最終日2日前再び資料をインターネットで探した。ページが表示できなかったりして夏休みは終わった。仕方がないので写真を入れずに提出した。評価はAだった。(A+という評価を取ればテストの点が上がった)私はこのひとつの植物を愚かにしたせいでテストにまで反映してしまったと考えると悔やまれてならなかった。《構成》
 その理由は第二に、科学を過信してしまうことにより重大なしっぺ返しをくらうことがあるからだ。データ集のデータから引用すると、世界の二酸化炭素量排出量の割合というところで日本は4.9%と比較的多くアメリカは世界一の排出量22.4%となっている。なぜこんなに排出量が多いのかというと人々が新しい技術を買い込む反面古くなったものはごみとなり捨てる。ごみ焼却場から出た煙は空気中に分散する。空気が汚れ公害が起こり、魚も不健康になる。その魚を私たちが食べるのだ。まさに悪循環起きているといえる。ただわれわれ人間も好奇心を揺さぶりかけている発達した製品を買ってしまうのは人情というものだと思う。ただ、その製品を買ったことにより不要になった製品をどのように処理するのか、リサイクルはできないのかなど考えて環境破壊と一人一人の人たちが見つめなおすべきだと私は思う。《構成》《表現》
 確かに科学技術を買い込んで便利さを追求することで、快適な生活を送れる。しかしその反面何がおこって問題になっているのか考えてほしい。我々はのびたと同じような生活をしているのではないだろうか?私は科学技術を過信することはよくないと改めて思った。

   講評   miri

<第1段落>よく書けています。この例でわかるようにものごとは、さまざまな角度からアプローチすると、いろいろな面がみえてきて実におもしろいですね。
<第2段落>まさに科学文明(この場合パソコン)にたよって過信しすぎて、残念なことになったぴったりな例ですね。昔は、全部手で行っていたことも、今では、科学の力で簡単・スピーディ・きれいにできてしまう。無理はないといえばないのですが。。。
<第3段落>「しっぺ返し」の強力な例ですね。データも使い、説得力を増しています。
<第4段落>簡潔です。1段落にいれてもよいのですが、のび太と同じような生活、というところ、もう少し具体的なことばがはいってもよいように思います。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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