国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然と共存すべき未来   クロノス

 ミミズといえば土をきれいにすることで有名な生き物である。見た目が気持ち悪いなどといわれがちだが土を、地球をきれいにするのになくてはならない存在である。一方ダーウィンといえば知らない人はまずいないだろうと思われるほど有名で、とくに『人類の由来』が代表的である。僕がこの人を知ったのは小学三年生くらいの時に行った『ダーウィン展』であった。それまでは今地球にいる生物がいつ何処からどのようにして今の姿、形になったかなんて考えたりしなかったのだが
たまたま入ったこの場所で、生態系のすばらしさと不思議さに非常な感銘を受けた。五年以上経った今でもその光景は瞼の裏にありありと浮かぶ。そのダーウィンがミミズについての書物を書いていたことに驚きを覚えた。
ミミズはじめじめした土などにによくいて、
小学校のときも石の下などで見つけた記憶がある。ミミズはとても地味な生き物である。
しかしとても働き者でもある。この文章の中の実験にある方法で石灰が18年の間に17・5mもの土壌を地表に排出しているのはすごい結果だと思う。この働きこそが自然の土を
きれいに保ちつづけるための必要不可欠なものなのである。この文章中にも「普通のミミズは、土を豊かにするために重要な動物である。」と書かれている。文章中の「土が死んだ」という言葉もミミズの働きを肯定する言葉だと思う。植物が育つために必要なものは
水・日光・そして十分な栄養分を含んだ土で
ある。水・日光は取り入れることができても
程よく柔らかく水や空気の通りやすい恵まれた土があるのと無いのとではぜんぜん違う。
ここに出てくるのがやはりミミズである。ミミズがいるというだけで土は柔らかくなり、
植物は鮮やかになる。つまり「土が生きている」状況である。
 なん年か前に見た、とあるテレビ番組で「
今、この微妙なバランスで成り立っている生態系にはすべての動物は欠かせない。」と言っていた。どういうことかというと例えば『微生物が動物の死骸などを食べる。その微生物を虫が食べる。その虫を小動物が食べる。小動物を大きな動物が食べる。その大きな動物がやがて死ぬと微生物のえさになる。』と
いうのが生態系である。もしこの生態系から
大きな動物がいなくなったとしよう。天敵が
いなくなった小さな動物は増え、えさのなくなった微生物は減り、えさも失い天敵も増えた虫も滅びていく。するとえさのいなくなった小さな動物もいずれは滅びるということだ。
だから生態系は微妙なバランスなのである。
そのため生存競争に生き残れず滅びた動物も
多いのだ。
 この文章の最後に「ダウンに近いロンドンの南西部サットン区のエコロジー・センター
では、「タイガー・ワーム」と呼ばれるミミズを用いて人口十六万人のサットン区住民の出すごみの処理を行おうとしている。」と書かれている。ミミズは生態系に非常に重要な役割を果たしている。これを利用しようというのだ。自然の力を利用し、人間と自然の共存できるような世界を作り上げていってほしいと思うし。そうしなければならないと思う。
また、これから何十年も先の間だ見ぬ未来が
そのような輝かしい世界であることを願うばかりだ。

   講評   huzi


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