低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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小さなものの役割 シーラカンス
この文章は、ミミズと土についての生態系の関係についてを表している。有吉佐和子さんの『複合汚染』という文章の一部とし引用すると土が死んだらミミズも死んでしまったということと同じだと言う。土とミミズにはお互いを生存させていく協力があるというのだ。ミミズは土に混ざっている草の葉などを食べることによって生きている。逆に土はというと、ミミズの排出した不要分が豊かな黒い土として出てくるのである。しかも、水や空気が通りやすく柔らかい土なので土も腐らずにいることができている。筆者は、自然の中でのミミズの役割を科学的に認識することによって人間としてのつきあいかたが見直せるのだといっている。私は自然界にある小さな生物達の役割を見直すべきだと思う。《主題》
その理由は第一に、人間がまだその役割を知らないだけだと言うことがあるからだ。例えば、この文章で示しているミミズの例もそうだ。2年前ぐらいまで家の雑草取りをしていたことがある。私の家の庭はガーデニングをしていて花が植えられているぐらいきれいだ、ではなく雑草ばっかでミミズはいるし蚊が多くおまけに夏には花の蜜を集めに蜂もやってくるさまである。3年ぐらいの時はミミズを見ただけでふるえあがるぐらいであった。でもミミズにも土を再生しきれいにする役割があるとはこの文を読んで初めてわかった。同じような例でもう一つ、祖母の家に帰ると必ず目にするものがある。それは、ゴキブリだ。祖母の家は日本には数少なくなってきた自然豊かな地域である。そのため、家の改装などはせず昔ながらの家である。家には多くのすきまがあるため昆虫なんて沢山入ってくる。ゴキブリは繁殖力が強く嫌われ者だ。ただ、ゴキブリにも役割があってダニなどの喘息を巻き起こす微生物を食べてくれるのだこのことを知って私はゴキブリと言う名の昆虫を改めてみるようになったと思う。《構成》
その理由は第二に、人間が自分たちのことだけを考えて行動してきたために地球環境が破壊されてきたからだ。前回の文章にもあったように人々は大量の科学を買い込むようになり都市化が進み始め、核家族あるいは一人暮らしが始まることにより宅地化が進んだ。当然土地を切り開くと言うことは自然を破壊すると言う事と同じだと思う。データ集の中に地球の表面温度上昇というものがある。地球はこの100ねんかんで4度も上昇したと言われている。このように、自然界にいる生物が地球環境を整えているのに人間が壊していると言うのは非常に生物に失礼だと思う。自然の大切さを考え直すべきではなかろうか?《構成》《表現》
確かに、物事を大きくとらえないと先が見通せないので大きく物をとらえることは大切だと思う。ただ、『雑草はその美点を発見されていないものだ』という言葉がある。私自身も見直すべきだと分かった。小さいものの役割を見直すべきだと思う。《主題》《表現》
講評 miri
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