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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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生き物の役割 すりりんご
ミミズは、毎日、土を食べて生きているが、土はミミズの口へ入る前の土とミミズが外へ出した土とは、土の性質がまるで違っている。農村で多くの人々が、口にしている「土が死んだ」ということ、それは「ミミズが死んだ」ということだというのは、実に深刻な事態である。自然の中でのミミズの役割を科学的に認識することによって、人間としての付き合い方を選べるものなのだと、自分の日常生活をふり返させられたものである。私は、このミミズのように、どんな生き物にも役割を持っていることを知っておかなければならないと思う。
第一の理由は、どんな動物も果たさなければならない役割があるからだ。私の経験から、聞いたことがあるが、ハチなどの虫は花から蜜をもらう代わりに、植物どうしの受粉を助けている。これは、虫の果たすべき役割だと思う。また、「食物連鎖」も、生き物が暮らしていく上での重要な役割だと思う。もし、何か一つでも欠けたら、かかわる動物の危機が待ち受けている。しかし、人間はずっと守られ続けた役割を奪っていくために、動物は次々に滅んでゆく。だから、人間は生き物の役割を知ること大切なのだ。
そして、第二の理由としては、人間が勝手に考えていたために、地球が危険にさらされているのだ。勝手な行動とは、たとえば、科学に頼りすぎていることなどだ。人間の欲は、地球温暖化などのさまざまな被害を出してきた。私が調べたデータによると、まずは、地球温暖化によって地球の気温が上がってきているということ。それによって南極や北極の氷が溶けて、海面が上昇してきていることだ。もしも南極の氷が全部溶けてしまうと、海面は今の高さよりも70cm以上も上昇してしまうのだ。人間が自然から離れてしまったせいで、地球が本来の姿を失いかけている。このデータがすべてを語っているのだ。人間は好き勝手に地球を動かして良いわけではない。動物がいて、初めて人間が生かされていることを、生き物の役割を知ってもっと分からなければいけないと思う。
確かに、生き物の役割が人間にとって好ましくない場合もある。たとえば、「毒蛇などと共存している」と思うと、誰でも不快だと感じるだろうと思う。しかし、人間だけで生きていこうとしても、絶対に無理だ。結局は動物と人間はつながっていることを知らなければいけないと思う。「雑草はまだその美点を発見されていない植物だ」という名言があるように、どんな生き物にも役立つものがあり、それを人間が知らないだけなのだ。だから、生き物の役目をしっかりと理解することが今の私たちには大切なのだと思う。
講評 huzi
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