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　　　宝物　　　パフィー

　「私の名前は田中美咲です。」
と自己紹介のときに何度言った事だろうか。私のような美咲という名前の人はいっぱいいる。田中という苗字もいっぱいいるから私と同じ名前の人同姓同名がこの世の中にいるのかもしれない。しかし、同じ名前でも一人一人に込められてる願いは違う。私の名前美咲という名前に一緒に含まれた願いは「美しく咲く」という願いである。私の親は「美しく咲く」このように育って欲しいという願いでこの名前をつけたと言う。
　私の名前は「美しく咲く」という意味のほかに画数も縁起の良い画数だったと言っている。私はこの名前に充分満足しているが学年で同じ名前（漢字まで一緒）の子が三人もいる。まして私のクラスに私もいれて・・・二人もいる。だからクラス替えしたばっかのときは先生も混乱してしまい間違えることが多い。だからあまり学校では美咲っと呼ばれる事は少ない。だから最近たまに珍しい漢字であまり聞いたことのなく可愛い名前の友達がうらやましくなるときがある。
　前に、たしか五年生の二学期くらいだったかな。自分の名前の中から一文字選んで漢字の成り立ちや意味を調べてそれを絵にして表すということを行った。私は、「田中美咲」の中から美しいと言う意味を持つ「美」を選んだ。さっそく調べてみたらなんと「美しい」と言う意味を持つ「美」は「羊」と言う意味も持っていた。意味が全然違うのでまるで別世界へ行ったように私はこのことに非常に驚いた。
　人間、いや生き物にとって名前とは一生使うものである。そして、それはこれからの目標であり、願いが色々込められている。名前とはどんなものよりも大切な宝物である。これからも「私の名前は田中美咲です。」と自信を持ち誇りを持っていきたい。

　　　講評　　　jun