創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ミミズがある生態系に   えあゆ

   ミミズがある生態系に
文音
 ミミズがある生態系に生存することで「自然の経済」にどんな関わりをもつか、それがイギリスの偉大なチャールズ・ダーウィンのミミズに関する着眼点であった。彼は、海のサンゴと対比し、地表で絶え間なく働き続けてきたミミズに敬意を表し、家の庭で数々の実験的観察を行っている。彼の研究にも触れた有吉佐知子の小説の中に、人が、自然を傷めつけた結果、己たちの命にひどい影響が及ぶ現状が書かれている。しかし、現在ロンドンでは節約の為にミミズを用いて、住民が排出する生ゴミの処理を行う予定である。私は、自然界にある本来の勢力を見直していく必要性があると考える。(要約・是非の主題)
 私が、自然界にある本来の勢力を見直していく必要性があると考える理由は第一に、現在、人間は自らの力で進歩し、現在に至ったようなことを言っているが、我々人間が、ここまで進歩することができたのは、全て自然界の助けが、あったからだと私は考えているからだ。例えば、農作物一つにしても現在は手間削減の理由により、有機栽培が頻繁に行われている。私も何度か畑仕事を体験したことがあるが、畑にはミミズだけでなく、害虫などを食べ、畑を耕し、畑を守ってくれる虫達が仕事をしてくれていた。しかし、人々はこの様に大切な仕事を、薬で解決してしまい自然に作られたものが一番健康的で美味しいにも関わらず安価で売られているものを買っていき、有機物に慣れていってしまうからだ。(複数の理由一・体験実例)
 私が、自然界にある本来の勢力を見直していく必要性があると考える理由は第二に、人間は、己達の発展のことばかり考えて、自然のことなど見向きもせずにいたから、人間が進歩していると共に自然破壊も進んできているのである。例えば、データー集32、PHP・1998のデーターによると、日本の年間ゴミ排出量は、5020万トン、東京ドームの約135杯分である。それに、我々人間は、ゴミの排出量が多いだけでなく、オゾン層の破壊や、廃棄物、地球温暖化など、私が知っているだけでもたくさんなのだから、本当にこのままだと本当に自然がなくなってしまうのでは、と私は心配で仕方がない。(複数の理由二・データー実例)
 確かに、我々人間は、社会を発展させていき、大きなものを見ていくことも大切である。しかし、現在の我々には、ミミズのような小さいものを見ていくことのほうが大切なのだ。「雑草はまだその美点を発見されていい植物だ。」という名言があるように、ミミズの様に小さい生物でも大切な仕事を理解して、役立てていく必要があると私は考える。また、これは世間の人間関係のような考え方をしたほうが、分かりやすいかもしれない。(笑)(反対意見への理解・名言の引用・ユーモア表現)

   講評   hota

 今回も森リンの点数が8割を超えていました。なかなかいい調子ですね。
 要約は、2文めの「海のサンゴと対比し、地表で絶え間なく働き続けてきたミミズに敬意を表し、家の庭で数々の実験的観察を行っている。」よりは、ダーウィンの結論と言える「ミミズの絶え間ない働きが、有機土壌の形成に大きな貢献をしてきたと述べている。」の方がいいね。また、最後の方の、「自然の中でのミミズの役割を科学的に認識することによって、人間としてのつき合い方を選べるものなのだ」の部分は、この著者の言いたいこととして、入れておこう。
 「是非の主題」「理由一」「体験実例」「理由二」「データ実例」「反対意見への理解」「名言の引用」(こう書いてみるとたくさんありますね)は、すべてうまく入っていました。よく書けていると思います。
 1つだけ、第二段落の最後の方、「有機物に慣れていってしまうからだ」は、「化学物質に……」の間違いですね。「有機物」は、生物をはじめとして、自然界にあるものを指すことが多いです。「有機」の反対語は「無機」ですが、この文章の中では、「有機物」に対する物として、「人工物」や「化学物質」「薬品」などとしてよいと思います。
 それから、タイトルは何か自分なりに工夫して付けよう。
 

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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