創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日4215 今日2110 合計61885
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   目立たない役割   りんこ

ミミズは、土を耕して土を豊かにしてくれる。その利点を使ってロンドンのエコロジー・センターでは十六万人もの住民の出す生ごみの処理を行おうとしている。自然の中でのミミズの役割を科学的に認識することによって、人間としての付き合い方を撰べるものなのだ。私は、自然の中の小さな生き物にも役割があることを見なおすのが大切だと思う。
 その理由は第一に、知らない小さな生き物の中にも隠れた素晴らしい能力があるからだ。例えば皆が大好きな納豆。これは納豆菌という物から作られている。また、ヨーグルトも菌で作られている。私達は普通に菌を食べているのだ。また、菌を使った薬もあるという。菌は、悪い菌などもあり悪い印象を受けがちだが、私達が、ヨーグルトなどのおいしい物を食べられるのは、菌のおかげでもあるのだ。
第二の理由は、地球上の生き物は、バランス良くそれぞれの役割を果たすことで成り立っているからだ。しかし、現代の日常生活は、科学文明を過信する余り、科学に対する基本的な姿勢を忘れ去ってしまっている。という長文実例より、人間は科学に頼りすぎているということが分かる。科学に頼りすぎることによって、地球上のあらゆる循環を壊しつつある。そして、植物、動物を滅亡に瀕することになるのだ。それを避けるため、ロンドンではミミズを使ってごみの処理を行おうとしている。しかし、科学の勢いは止まらない。今も、地球の温度は上昇しているのだ。この勢いを止めるのは、やはり生き物の役割を認めてそれを果たしてやることだと思う。
確かに、人間に、害を与える生き物もある。人間は生き物に何かと害を与えられてもそれを克服しながら今まで生きていた。しかし、雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである。という言葉があるように、やはり、私は、自然の中の小さな生き物にも役割があることを見なおすのが大切だと思う。

   講評   huzi

 今回も全項目に◎がつきましたね。段落ごとのバランスもよく、よくまとまっています。字数の目標は【1000字】ですが、これは各理由の実例の部分を厚くすることで突破できたかと思います。次回、チャレンジしてみてね。
  電話でいろいろ話ができたね。莉絵子ちゃん自身がちゃんと考えようとしている意欲が伝わってきました。
 たしかに納豆菌やヨーグルト菌も「自然の中の小さな生き物」ですね。これらは、人間の食生活に利益になることから大切にされ増やされています。しかし、扱いにくい生物や微生物は、徹底的に排除されますね。南方熊楠という研究者を知っていますか? 森の中の粘菌(キノコやアメーバ)について調べた人です。何の役にも立ちそうにない深い森の中の菌にも丁寧な観察眼を注ぎました。それは大きな視野では、自然を愛し守ることへの意識に結びつくのでしょう。人間の役に立つ・立たないに関わらないのですね。
  第二の【理由】も要領よくまとめたね。ここに【長文実例】を用いていますが、引用は無理に文章の中にいれなくてもいいです。かっこがきで(長文実例)と引用した文の直後にただし書きを入れておけばOK。
 結びの段落は流れよくピッタリきまったね。うまい!


 そして、植物、動物を滅亡に瀕する
          ↓
 そして、植物、動物が滅亡に瀕する

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)