低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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雨雨ふれふれ、かさにために オーロラ
「こっちがいいよ。軽いし、こっちのほうが見えやすいんじゃない。」
「うーーん。」
私は今、近所のジャスコでかさをえらんでいます。なぜかさを買うことになったかというと、今、使っているかさは持つ所がはずれやすくて、くるくる回ってしまうようになったからです。お母さんがいいと言っているかさは、ブルーの花もようのかさで、私がまよっているかさは、デニムのプリントのブルーの星もようのかさです。ためしに、かさをさしてみたら、まるで夜空の星みたいでした。いつのまにか来ていたお父さんが、あきれたように
「まだ決まってないの?」
と言うので、私は
「こっちにする!」
と、デニムのほうに決めました。お母さんの言うこともわかるけれど、やっぱり夜空の星が気に入ったからです。
レジでは、お父さんがお金をはらってくれたので、私はお父さんに
「パパ、ありがとう。」
と、にっこりしました。新しいかさは、今までのよりも少し大きくて、なんだかちょっとお姉さんになった気分です。
帰りは、新しくできた近道を通って帰りました。その道は、うちのマンションとジャスコをむすぶための道と言ってもいいほどです。1か月くらい前にできたばかりで、その近道を通ると、今までの道より、ジャスコに5分以上は早く行けます。私は、この道がお気に入りで、学校の帰りにもよくこの道を通っています。学校から帰るときは、ここを通っても近道にはならないのですが……。
夜、お父さんと、お母さんと3人でこの道を帰るのは、とても気持ちがよかったです。私は、家に帰ってすぐにかさを開たり閉じたりしていたらお母さんに
「いいいかげんにしなさい!」
と、おこられてしまいました。私は、早くかさをさして学校に行きたいなあ、と思いました。
ところが、それからずっと天気がよくて、新しいかさをさすことは、まだありません。ああ、早く雨がふらないかなあ。
講評 nara
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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