低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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僕のことを待っている本 つっちー
これまでの人の観察や考えを利用するという必要から、読書はまず必要である。本を読むことには、別の利益がある。それは、いくらわれわれが苦労しても、自分自身では経験することのできない経験、それを教えられることである。また、気に入った書物にでくわしたときには、一度読んだだけでよしにせずに、二度三度とくり返して読むとよい。<<要約>>
アメリカの三年生の時、図書室に行った。そこには英語の本以外にも日本語の本や、中国語の本が置いてある。だから日本語の本があるところに行った。そこを見た時ある本を見つけて借りた。その本は、「十五少年漂流記」という本だ。僕はその本を気に入って何回も読んだ。そのときはすでに2,3回読んでいただろう。一年前、「十五少年漂流記」の本を母に買ってもらった。読み始めたが、ちょっとあきて少しの間読まなかった。しかし一ヶ月くらい前またその本を開き、読み始め、読み終わった。まるで僕の目にエンジンが付いたように速く読み終わった。<<たとえ>><<体験実例>>
僕が好きな本はそれだけではない。「半パン・デイズ」という本も好きだ。書いてある内容がとてもおもしろい。「半パン・デイズ」は重松清が子供のころのことではないのかと母は言う。多分半パンは半ズボンでデイズは日々と意味で「半ズボンの日々」という意味になると思うと母は言っていた。そして大人になるとあまり半ズボンをはかなくなるからだ。おもしろいことは色々ある。ふとんにおもらしをしてしまったりした。ヒロシという子は東京から瀬戸内の小さな町に引っ越してきたのでトーキョーというあだ名がついてしまったのだ。それもおもしろい。ほかの友達から泳ぐのを教えてもらったとき岩の上から足からダイビングをしたら足をけがしてしまったのだ。おもしろいので早く読み終わって何回も読みたい。
ある本はある人のことを待っていることが分かった。つまりひとりひとりに合った本があるということだ。「半パン・デイズ」は僕のことを待っていた。次は何の本が待っているのだろう。<<分かったこと>>
講評 kira
つっちーくん、こんにちは。いい題名がつきましたね。自分だけを待っていてくれる、自分にぴったりの本というものがありますね。出会ったとき、まるで引き込まれるようにその本の世界に入ってゆけます。
つっちーくんにはそんな本が今はふたつあるんだね。「十五少年漂流記」は図書館で何回か読んで、ついには自分用に買ってもらったのね。先生も大好きになった本は手元に置きたくなります。何回でも読みたいからですよね。
十五少年漂流記のどんなところが好きなのかも書いてみるといいね。どんことを教えてもらえましたか?
「半パン・デイズ」は男の子の成長するようすをちょっとおもしろく見せてくれますね。東京から瀬戸内の小さな町となると、最初は特別な目で見られるし環境もちがうし、とまどうことばかりですよね。そんな主人公の活躍を見れば自分にも力がみなぎってきます。
読書の体験は友達を探していくようなものですね。つぎはどんな友に会えるだろうと考えると、わくわくしてきますね。
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