国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   今を生きる   クロノス

 あなたも不思議に思ったことはないだろうか?今、現在この瞬間あなたはこの文章を読んでいる。そこで少し考えてみよう。先ほど
今といった時間は過去である極微妙ではあるが『現在』ではなく『過去』なのである。ここで出てくるのは『未来』という時間である。
あの有名なスティーブン・スピルバーグ監督の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
ではこの3つの時間の関係が出てくる。例えばブラウン博士は自分が考え出した次元転位装置でアインシュタインという犬を1分後の
未来へ送る。車は目の前から消えたもののその一分後また現れる。『未来』へ送った車が
『過去』からやってきたのだ。これにより常に『現在』という時が変化しつづけていることがわかる。最近自分は型にはめ込まれているような気がしてならない。毎週学校では時間割をこなし、家ではテレビを見たり勉強したりギターを弾いたりしている。ほとんどの
時間帯が決まっており、同じことの繰り返しである。どうなるかわからない『真の未来』ではなく、ある程度確定されてしまった『未来』である。中学校生活もそんなものだと思う。みんなが決められただけ勉強して、テストを受けて面談などで「まぁあなたの実力なら○△高校か□×高校くらいになら行けるんじゃない?」などと言われそれに向けてひたすらがんばる。突然なんの前置きもなしに受験するわけではないのだ。いわば『完璧なる予定表』である。すべての予定が決まっていて型にはめ込まれているのだ。
 しかしこの『完璧なる予定表』には落とし穴がある。「自然を徹底的に排除」し、「人の一生でいうなら、生老病死を隠してしまう
。」のである。これらはいつやってくるかは
わからないのである。生は別としてもある日突然病に倒れたり死んだりすることはよくある。しかしこの『突然』は子供にとって日常茶飯事である。子供はなにも『意識しない』
のである。だから子供にとってはすべてが『
突然』なのだ。確かに『未来のために動く』
ことは大切だ。しかし未来のためでなく今を生きるために動き、今を楽しまなくてはならない。今が無くては『未来』も『過去』も存在しえない。無駄と思われる時間もあるかも
しれない。しかしその時間は決して無駄ではない。自分という人格を作りあげていくためには『現在』を精一杯生きることが大切である。「私たちの人生は私たちが費やしただけの価値がある」のである。

   講評   huzi


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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