低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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中身も外見も大切に デイジー
私は名物教授になったアインシュタインのお話を読んで、とてもおどろきました。なぜおどろいたかというと、有名な人はあまり子どもや普通の人に教えないと思っていたのに、アインシュタインは人をくべつしないで、誰にでも親切に指導してくれたからです。もし私が名物教授だったとしても、アインシュタインのように誰が来ても優しく指導したいです。一番すごいと思ったのは、自分も人に教えてあげながら人のいいところを見つけることです。アインシュタインのようにすばらしい人でも、10才の女の子から教わることがあるなんてすごくびっくりしました。私は、
(人の悪いところはすぐに見つかるのに、どうしていいところをさがすのはとてもむずかしいのかな。)
とふしぎに思いました。人のいいところを見つけるのはとても難しいことだと思います。
もう一つすごいと思ったのは、アインシュタインは学校の先生やバイオリンの先生が変な先生でも、自分で努力をして世界的な科学者になったことです。いい先生にめぐまれなくても、自分の意思が強ければ立派な大人になれるのだと思いました。
私は、
(アインシュタインはどうして散発もオシャレもしないのかな。)
と思いました。1分でも研究にまわしたいのは分かるけれど、髪を少し切るくらいなら時間をまわしてもいいと思います。私だったら髪がボサボサになったら切るし、外へ出るときはオシャレをして私の大好きなブランド『デイジーラバーズ』の服を着たいです。でもオシャレにばかりに時間をかけていたら、中身のない人間になってしまいます。だから私は中身も外見もきちんとした人になりたいです。
講評 nara
5年生の長文に「科学的態度(かがくてきたいど)とは何か」というものがあったよ。その第一歩は「よく見ること」だって。アインシュタインはすぐれた科学者だけれど、きっといろいろなことをよく見ていたのだろうな。だから、小学生のころは、いろいろなぎもんが生まれたのだろうし、大人になってからは、大発見をしたり、小さな女の子のいいところを見つけ出せたりしたのだと思うよ。
「人のいいところをさがすのはむずかしい」というのは、とてもいい意見だね。そのとおり、悪いところは目につきやすいのにね。よく言われるのは、悪いところはかた目をつぶって見て、いいところは両目をしっかり開けて見ようということね。アインシュタインは、大きな目をあけて、いろいろなものをよく観察(かんさつ)していたのだろうな。
アインシュタイン博士の生き方で、「そうだなぁ。」と共感することもあれば、「私はちょっとちがうな。」と思うこともあるね。おしゃれをするとき・きちんとしたみなりをしなければならないときは、どういうときだろう。アインシュタイン博士は、もしかしたら、「研究のときには、おしゃれをする必要はない」と思っていたのかな。散髪も全くしなければ、とんでもない長髪になるから、たまにある「ちゃんとしなくてはいけないとき」に、ついでに散髪していたのかもしれないね。
とてもいい題名だけれど、注意書きを入れ忘れてしまったね。もうすぐ作文テストだから、今回はちょっときびしく○にしておいたよ。
今回は「前の話・聞いた話・調べた話」は書きにくかったかな。どうしても見つからないときには、最高の協力者、お母さんにインタビューするといいね。
◆ 見かけ・外見にだまされてしまったことはないか
◆ 反対に、外見はぱっとしないけれど、中身がすごくいいということはなかったか(プレゼント・友だちなどなど)
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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