国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   現在と未来   ラブリー

 現在と未来
 「ああすれば、こうなる」型の社会では、違った側面が現れる。時間の変質である。時間は過去、現在、未来に三分割される。現在は「ああすれば、こうなる」を強く拘束しているが、未来は拘束されていない。子供達に地位はない。子供が持つものは、唯一「真の未来」だけある。現代社会はそれを惜しみなく奪う。
 私は、未来のために生きていくのではなく、今現在を大切に生きていくべきだと思う。
 第一の理由に、未来にはできず、現在にしかできないことがあるからだ。
 私は、昔ハムスターを飼っていた。学校で飼っていたのを引き取ったのだ。
 引き取って一週間ほど経ったころ、私は友達と自分の家で遊んでいた。その時、母がそのハムスターの世話をしていて、私はそれを遊びながらも見ていた。母に
「触る?」
と聞かれたが、遊びに夢中だったのでその時は断った。結局その日は触らずに次の日を迎えた。
 普通に学校に行き、いつものように家に帰ったり、いつものようにケージをのぞいた。ハムスターは動かなくて、まだ昼だから寝ているのかなと思い、その時はケージから離れた。しばらくしてまたのぞいてみると、まだ動いていない。ケージを揺らしてみたりしたが、いつものようには起きない。心配になってケージも開けて確認してみた。しかし、このハムスターは起きることはなかった。本当に悔しかった。あの時に触っておけばよかったと。何日かは、ショックから立ち直れなかった。
 この時につくづく思ったが、本当にあとであとでとしていると後悔すると思った。未来に何があるかはわからないのだ。
 第二の理由に、未来に何が起こるかわからないのに今を犠牲にするのはもったいないからだ。
 例えば、あとの為に何かをしておこうと考えたが、それは何の意味もなかったらむなしい。だからといってさきにいいことをしておけとは言わないが、確実にその幸せを味わいたかったら今やっておくべきだと思う。
 確かに、未来のために何かをすることもいいことだと思うし大切だ。しかし、「私たちの人生は、私たちが費やしただけの価値がある」という名言があるように、あとで後悔するのは私はいやだ。今しかできないことは、今やっておくべきなのだ。

   講評   miri


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