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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「ああすれば、こうなる」   えきね

 頭の中で時間は過去、現在、未来に三分割される。ところが、時間直線を描けばわかるように、「現在」とはその時間直線の上の一点に過ぎない。「現在」はただちに未来から過去へと繰り込まれる、時の一瞬に過ぎない。しかし私たちの常識では違う。私たちは「現在」という言葉に時間幅を持たせて使うことが当然の前提である。そのように使われる「ただいま現在」の意味は「予定された未来」を指すのである。しかし本当の未来とは、何が起こるかわからない「ああすれば、こうなる」で拘束されていない時間のことである。現代社会の「現在」は未来のための準備の時間になっている。なので僕は、未来の準備のために生きるのではなく、今この瞬間を大切に生きることが良いと思う。
 その理由の一つ目はその時にしかできない事がある。例えば、セミ取りやどろんこ遊びなどに熱中するのは中学生や高校生なってからではできない事である。それから先のことを考えても何が起こるか分からないからだ。自分が考えていた計画が考えもしなかった事によってその計画が、予定通りに行かない事もあるからだ。僕の体験例は午後のバスケの練習に行くときに午前中に宿題を終わらせるつもりが習い事の時間が変更して宿題を終わらせることができなかった事だ。
 理由の二つ目は、未来のために今を犠牲にするのはむなしいからである。今やりたい事を我慢していたのではストレスがたまってしまう。

   講評   sarada

「未来の準備のために生きるのではなく、今この瞬間を大切に生きることが良いと思う。」 【是非の主題】 はしっかりと書けたね。未来のためだけに現在を犠牲にして生きていくのはさびしいね。今、このときだからこそできることや感じることをたいせつに生きていきたいね。
【複数の理由】は、少し中途半端になってしまっているね。「その時にしかできないこと」 と「計画が予定通りに行かないこと」 が同じ段落の中に並列されてしまっているので、読み手には恭人君が言いたいことが伝わってきません。かえって、後者を二つめの理由としてあげる方が良いでしょう。
最後の段落は、【反対意見の理解】 や【名言の引用】 を使って、自分の意見をまとめましょう。

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