創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   最近のオランダの天候   ウサリン

 世界には、色々な国がある。暑い国や、寒い国。オランダは、寒い国だ。
オランダに来てもう半年。私が、恐れている冬がもうそこまで近づいてきている。
 最近のオランダは、最低気温がマイナス1度で、最高気温が5度前後の日が多くなってきている。私は、1度くらいなら体験したことがあると思うが、『マイナス何度』という気温は初めてだ。
 この前わたしは、5時頃からお友達の家に遊びに行った。もう、5時ごろになると、真っ暗だ。そして私は、「牛道」という、牛や羊などの小さい牧場のようなものが、たくさんズラリとならんでいる車道を走っていた。そして私は、「牛、いるかな?」 と思い、窓の外を見ていると、牛はいなかった。でも、空からなにかが降っていた。でもわたしは、「これは雨でしょう。」と思っていた。でも、私がすわろうとしたら、窓ガラスに何かがあたって「コンコン。」と鳴っていた。だれかが、窓ガラスをたたいているようだった。不思議に思ったわたしは、窓の外をよく見ていた。すると、水ではなく、氷がふっていた。そう、なんとあられがふっていたのだ。また、わたしは、「積もっていないかな?」とも思い、道路も見てみた。すると、少しだけ積もっていた。その後、無事に友達の家に到着した。でも、駐車場からその子の家までは少し歩かなくてはいけなかった。だから、「あられで遊ぶことができる♪」と嬉しがっていた。でも実際に当たってみると、あられは想像以上に当たると痛いものだった。
また、この前わたしのお父さんは、ドイツのデュッセルドルフに出張に行った。わたしは、明日のデュッセルドルフは、最低気温と最高気温が何度かテレビを見て調べてみた。わたしは、びっくりした。なんと、最高気温が2度、最低気温がマイナス2度だったのだ。しかも、その日は雪マーク。そして、次の日。お父さんは出張に行った。そして、夜にお父さんから電話がかかってきたので雪がふっているか聞いてみた。またビックリした。雪が積もっているというのだ。私は今度、デュッセルドルフに行くので厚着をして行こうと思った。
 オランダは、これからどんどん寒くなるので、健康管理に充分注意したいと思った。





   講評   yuu



 かなちゃん、こんにちは。寒い冬がもうすぐそこまで来ていますね。年末から新年にかけてたくさんイベントがありますよね。クリスマスやお正月。それらは、寒さを吹き飛ばすような楽しくて温かい催し(もよおし)になることでしょう。
 今日の作文を読み、オランダの気候がとてもよく分かりました。とても楽しく読ませてもらいました。そして、日本では体験したことのないような寒い冬をどう過ごすか、どうやって寒さから体を守るか、考えてしまうかなちゃんの心境も伝わり、たいへん勉強になりました。
 ステキな表現がいくつもあったので、一つずつ見ていきましょう。


『私が、恐れている冬がもうそこまで近づいてきている。』
 作文のはじめ、書き出しの段落のはじめで、かなちゃんの気持ちを表す一文になっていますね。作文を全部読み終わってみて、もう一度最初から読み直してみても、この一文が一番心に残っています。

『でも実際に当たってみると、あられは想像以上に当たると痛いものだった。不思議に思ったわたしは、窓の外をよく見ていた。』
 きれいな文脈(ぶんみゃく)ですね。

『そして私は、「牛道」という、牛や羊などの小さい牧場のようなものが、たくさんズラリとならんでいる車道を走っていた。そして私は、「牛、いるかな?」 と思い、窓の外を見ていると、牛はいなかった』
 続いているこの2つの文をじっくり読んでみると気になるところがありますよね。「そして私は、」です。
 二つ目の「そして私は、」は「それから」とか「そこで」とかであっても良いでしょう。「そこで」は『場所』を意味する言葉としてではなく、接続語の「そこで」ですよ。


 話題は大きく分けて二つありました。かなちゃんが体験した「あられ事件」。そして出張先のお父さんとの電話で聞いた雪のお話。
 どちらも一貫したテーマで、今回の作文にふさわしい題材さがしをしてくれたと思います。とてもよくまとまった中心部になりましたよね。がんばりましたねo(^▽^)o
 その前後(書き出し、結び)も、かなちゃんらしい感性でじょうずにまとめてくれました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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