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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   規律と自由   あろら

 「ああすれば、こうなる」型の社会では、さらに違った側面が現れる。なぜなら、われわれは現在とか今とかいう表現をたえず用い、しかもその「現在」という時は、実質的な時間幅を持つことが当然の前提である。それなのに子どもが育ち始めると、母親はこの子をどの幼稚園に入れて、と考え出す。人は今では病院で生まれ、いつのまにか老いて組織を「定年」となり、あるいは施設に入り、やがて病院で死ぬ。これを見事な物語に書いたものが、ミヒャエル・モンデの「モモ」であることは、もはやお気づきであろう。子どもたちには地位はなく、力はなく、知識はなく、お金も名誉もない。若者たちが、それを常識としていることが、こうした質問から良く分かるのである。このことから規律にしばられていないほうが良いと思う。
 この理由が第一に規律に縛られていると自由に出来ないのだ。例えば、このあと習字行って、この後は塾、その後は、ちゃんとと晩ご飯を食べて、風呂はいって・・・・・・という様になると、何にもいい事をなく面白くないのだ。こうしているより、好きな様にやりやる事はやるというようにしたほうがいい。学校でも同じことだ。何々をしてはいけない、こうこうしてはいけないと先生に言われつづけて嫌に思う事は一度はあると思う。これは6年の時に聞いたとき90%がこういう風に思っていた。(これは、クラスで調べた。)
 この理由は第二に規律と自由を中立的にいけば良い。規律に縛られすぎると自由がなく、ただストレスがたまっていくだけで意味もなく、自由のいきすぎると何にも意味がなくぼんやりとなってしまい、また意味もない。こういう時は中立的にいきさまざまな事に、規律とともに挑戦して自由にしていけば良い。これもクラスの皆に聞いたところ75%のデータ。
 確かに規律を重視をして充実していってもいいがもともとは地上に、道はない。歩く人が多くなれば、それが道になる。と言う名言があるように自由と規律を中立した方がいいと思う。

   講評   unagi

 <第1段落>的確な要約です。意見は「規律にしばられていないほうが良い」
 <第2段落>理由①「規律に縛られていると自由に出来ない」:分刻みのスケジュールに追われる日常生活を例に挙げています。また「何々をしてはいけない、こうこうしてはいけない」と言われ続けることへの不快感がクラスの90%というデータを載せていますね。いずれも好例です。
            
 <第3段落>理由②「規律と自由を中立的に」:どちらも極端はよくないという意見。いい視点だと思います。ここでもクラスのデータを使っています。
 <第4段落>「規律を重視をして充実していってもいいが」で「反対意見けの理解」。名言の引用も適切です。あえてつけ加えるならば、「名言があるように」の後に、「自由への道を閉ざすのではなく」などを入れると唐突な感じがしなくなると思います。

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