国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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人間の知性、鯨や象の知性 こめ
私は、今の人間の知性は自分たちを繁栄させる代わりに大規模な環境破壊をしてしまうという問題点があると思う。だから、鯨や象の知性に学ぶべき点は学ぶべきである。そのためには、どうすればよいか。
第一の方法としては、全ての物事に攻撃的にあたるのではなく、ときには受容的にあたることである。現在でも、世界で争いが絶えないのは、物事に攻撃的にあたっているからだ。たとえ仲が悪い人でも、受容的にあたればすぐに喧嘩が始まることはない。攻撃姿勢をとるからこそ喧嘩が始まるのだ。
第二の方法としては、かつて人類が鯨や象と同じように自然と調和しているいわゆる「受容的」な知性を持って生きていた時代を再評価することだ。人間は、狩猟採集のみで生活する時代では鯨や象のように自然と調和する知性を持っていた。しかし、米作が始まると、それが一変した。その時には既に攻撃的な知性に変わっていたと言って良い。攻撃的な知性は、狩猟採集という厳しい生活の中では生まれない。だからと言って、今の人類は狩猟採集生活にしろというわけではないのだが・・・。
確かに、ときには攻撃的になることも必要である。しかし、今の攻撃的な知性のままでは、地球を破滅に追い込む恐れがある。だから、受容的な知性を持っている鯨や象の知性に学ぶべき点は学ぶべきである。
講評 kamono
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