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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   小さくても果たす役割は大きい   ミーナ

 イギリスの生んだ生物科学者チャールズ・ダーウィンは多年にわたる研究成果をもとに、ミミズが受け持つ役割について詳述し、この世にミミズがいなくなったら植物は滅亡すると結論している。自然の中でのミミズの役割を科学的に認識することにより、人間としてのつきあい方を選べるものだと自分の日常生活を振り返った。私は自然界の微生物の役割に目を向けるべきだと思う。
 第一の理由は、自然界ではもうバランスがとれているのに、もっと見た目の良いきれいな虫の付かない農作物を作るために化学肥料を使い、かえってバランスのとれた優良な土地を汚染してしまう。するとそれを改善するためにまた化学肥料を使う・・・。この悪循環のためにせっかく土を良い土壌にしてくれるミミズたち微生物を、住みにくくしているのである。また、今スーパーなどでは「有機栽培」という札をつけて売られている商品もあるが、祖父も色々な野菜を無農薬で作って私達にくれる。無農薬なので環境にも人体にも安全である。そんな祖父の家に行くとミミズを食べるモグラもいて、環境のバランスもとれているのだ。
 第二の理由は、作者も言っているように微生物はいなければならない存在だからだ。本文にもあったように、微生物はゴミの処理までしてくれる。インターネットで調べたところ、1つの家庭で1人あたりが出すゴミの量は平均で700グラム。1ヶ月で21キロ。1年で252キロという結果が出ている。このように莫大な量のゴミが出ていては、それに伴って出てくる環境問題(例えば地球温暖化やダイオキシン)が起こっても仕方がない。しかし、そんな莫大な量を微生物が処理してくれ、お金の節約にもなる。地球にも人間にも財布にもやさしい。
 確かに、一切化学肥料を使わないで農作物を作ると、大変な手間と多くの人手が必要になる。しかし、これで地球や人間が快適に暮らせるのならこれほどいいことはない。「雑草とは、まだ、その美点が発見されていない植物のことである」という名言もあるように、小さくてあまり存在感がない微生物だがその果たす役割は大きい。まだまだそんな利点を発見できていない微生物もいるかもしれない。だから、私は自然界の微生物の役割に目を向けるべきだと思う。

   講評   hota


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